【週報】先週(8/29 - 9/2)の振り返りと今週(9/5 - 9/9)の戦略

ドル円相場を軸に今週起こった出来事や今押さえておくべきポイント。来週のチェックポイントをまとめた週報をお届け!
YS@Investor and Trader 2022.09.05
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目次

  • 先週のドル円のポイント

  • 先週(8/29 - 9/2)の振り返り

  • 週初〜週末 ドル円上昇と下落の各要因

  • 今週(9/5 - 9/9)の予想

***

◆先週のドル円のポイント◆

❶ 今週のドル円は、137円台半ばから140.80円まで急伸しました。

❷ ユーロドルは、1.0079ドルから0.9912ドル間をレンジ推移。ユーロ経由のドルの売り買い目立つ。

❸ ジャクソンホール会議のパウエル議長のタカ派発言以降、FRBのタカ派姿勢は更に強固な者に定着。

❹ 発表されるアメリカ経済指標は好調。米長期金利は上昇基調。ドル需要を斡旋。

***

◆先週(8/22 - 8/26)の振り返り◆

今週のドル円は、週初137.65円で寄り付いた後、すぐに上昇。勢いは止むこと無く、週末には140.80円を記録しました。

先週の動きを各要素から詳しく見て、今週の動向予想に活かしましょう!

各項目ごとに時系列順で要因を箇条書きしております。下記マークを文初に付けています。

📈:上昇要因マーク 📉:下降要因マーク 📈📉:レンジ要因マーク
***

◆週初〜週末  ドル円上昇と下落の各要因◆

🇯🇵日本の要因

✅〈ドル📈円📉〉中川日銀審議委員のハト派的な発言

「今の時点では緩和バイアスを維持すると思う」

🇪🇺欧州側の要因

✅〈ドル📈ユーロ📉〉フォンデアライエン欧州委員長の電力価格押し下げを目的とした緊急措置によるハト派発言

「電力市場への緊急介入を準備している」

➡︎欧州経済を巡る過度な悲観論の後退させる事でエネルギー価格を下支え。ユーロ安も下支え。(結果的にユーロ安ドル高は拭えない)

✅〈ドル📈ユーロ📈📉〉ECB当局者のタカ派発言

オランダ中銀クノット総裁

「ユーロ圏ではインフレが恐らく当面は高い水準にとどまるためECBは迅速な利上げを続けるべき」

エストニア中銀ミュラー総裁

「異例の高インフレを踏まえECBは9月の理事会で75bpの利上げを選択肢に含めるべき」

レーン専務理事

「金利引き上げを継続する必要がある」

ドイツ連銀ナーゲル総裁

「9月に強力な利上げが必要である」

フィンランド中銀レーン総裁

「来週の理事会で利上げを決定する予定でその後も追加利上げが必要になる」

🇺🇸米国の要因

✅〈ドル📈〉リッチモンド連銀バーキン総裁のタカ派発言

「インフレが予測通りに低下するとは思わない」

✅〈ドル📈〉ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁のタカ派発言

「FRBが来年利下げする可能性は非常に低い」

✅〈ドル📈〉クリーブランド連銀メスター総裁のタカ派発言

「来年の利下げを予想せず」「2023年初めに4%以上の金利引き上げを支持」

📊投機勢の要因

✅〈ドル📈円📉〉心理的節目である140.00円突破に伴う仕掛け的なドル買い・円売り

🗞発表された指標結果による要因

✅〈ドル📈〉🇺🇸8月コンファレンスボード消費者信頼感指数の好結果

(結果:103.2 予想:97.6 前回:95.3)

✅〈ドル📉ユーロ📈〉🇪🇺8月消費者物価指数速報値の伸び率増加

(結果:+9.1% 予想:+9.0% 前回:+8.9%)

✅〈ドル📉ユーロ📈〉🇪🇺8月消費者物価コア指数速報値の伸び率増加

(結果:+4.3% 予想:+4.1% 前回:+4.0%)

✅〈ドル📈〉🇺🇸8月ISM製造業景況指数の好結果

(結果:52.8 予想:52.0 前回:52.8)

✅〈ドル📈〉🇺🇸8月雇用統計(非農業部門雇用者数)の好結果

(結果:31.5万人 予想:30.0万人 前回:52.8万人)

💣突発的要因

✅〈ドル📈〉米長期金利の急上昇

(米10年債利回りは3.29%まで急上昇)

✅〈ドル📉ユーロ📈円📉〉月末ロンドンフィキシングに絡むユーロ買いフロー

***

◆今週(9/5 - 9/9)の予想◆

週末、日本の鈴木財務相が「為替の急激な変動は好ましくない」との円安牽制発言を行いましたが、ドル円の下げはかなり限定的です。

日本勢の発言力は黒田総裁以外は今のドル円相場を変えられないでしょうね。

欧州経済はエネルギー価格上昇による先行き不透明感か拡大中。スタグフレーション懸念が広がる中、ECBの利上げ圧力上昇。経済がクラッシュするのも時間の問題では無いでしょうか?ユーロドルはバランス崩れがひどい状況です。

✔︎ 🇷🇺ガスプロム社のノルドストリームが稼働停止した事で天然ガス価格が再び急上昇。欧州圏のインフレ加速要因となる。

✔︎ ユーロドルのパリティ割れ要因にユーロ圏の銀行並びに企業は長くは耐えられないと思考

ドル円は8/2に記録した直近の安値130.40円から既に10円上がっています。恐ろしいですね。

ドル円チャートは、上昇における主要ポイントをクリアにしています。

✔︎ 強い買いシグナルを示唆する一目均衡表における三役好転が点灯

✔︎ ボリンジャークロスによる強気のバンドウォーク維持

➡︎ボリンジャークロスの詳細はこちら(part1〜part3を参照ください!)

✔︎ ダウ理論の上昇トレンドが全て成立

ファンダメンタル的にも、

✔︎ FRBによる強気なタカ派姿勢

✔︎日銀の為替操作を乱さないハト派姿勢

✔︎ インフレ上昇対策に伴い🇺🇸政府並びにFRB米当局によるドル高容認スタンス

✔︎ 🇺🇸経済指標の良結果

✔︎ 本邦貿易赤字拡大に伴う恒常的な円売り圧力の上昇

ドル円の上昇材料は再び強固なものとなりました。

心理的節目である140.00円を突破した今、上方にレジスタンスラインが無いため、ここから先は青天井状態となります。

どこで、崩れるのか?誰が崩すのかを注目しながら、未来の為替ショックも頭の片隅で意識する相場感となりそうです。

本日は米国が休日となるため、相場は割と穏やかではないかと思考します。

しかし、明日以降は、

✔︎ 8月ISM非製造業景況指数(9/6)

✔︎ FRBブレイナード副議長(ハト派の象徴のような人)講演(9/7)

✔︎ ベージュブック(9/7)

✔︎ パウエル議長講演(9/8)

ドル円の動く要因が集まります。

以上の事から、引き続きドル円の上昇をメインシナリオと想定します。

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