政府・日銀は為替介入を実行できるのか?
あいさつ
『YSのドル円観測日記』は為替(特にドル円)に特化した分析情報を提供しています。ファンダメンタル・テクニカルの両面でアプローチできる内容構成となっており、初心者の方でも読みやすい様にまとめています。
トレードに特化した内容となっておりますが、攻めではなく守りを重視しています。一般的な資金管理の許容範囲を超えない事を記事では重視しています。
記事は平日毎時正午ごろに掲載しています。
月曜日は先週の動きのまとめと、それを踏まえた上で今週の立ち回りや注意ポイントを掲載(不定期で無料公開)他の曜日は前日の動きと掲載日の立ち回りや注意ポイントを掲載(有料読者専用 ¥2,000 / 月で参加できます。ぜひご検討ください!)
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▼先週のドル円動向の主なテクニカル&ファンダメンタル材料
(テクニカル)
・149.76の1時間足規模の高値帯を目指し、1時間足で安値を切り上げながら上昇トライアングルを形成。(前回週報シナリオ参照)
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・1時間足規模の下降チャネルも同時に上抜けしたタイミングでロングエントリーが打てたが、その後に利確目標150.420の高値帯に到達。
週前半の予想
週前半の結果
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・150.420高値上抜けで、1時間足-4時間足規模が上昇トレンドに転換
・下記画像のような逆三尊から151.940の最高値を目指すシナリオが想定された。
(目安の想定買いポイントは149.76付近)
・しかし、本来1時間足規模の調整の下落があって然るポイントで、調整が入らず、15分足規模で上昇トライアングル形成。売り勢力が非常に少ない兆候が読み取れる。
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・トライアング上抜けからの押し目で、次の151.713ラインまで追撃ロングを受けて週を終える。
(ファンダメンタル)
・植田総裁の強いハト発言
「イールドカーブコントロールの枠組みのもとで粘り強く金融緩和を継続し、経済活動を支え賃金が上昇しやすい環境整えることが政策運営の基本」
「現時点では物価安定の目標の持続的・安定的な実現を十分な確度をもって見通せる状況には尚至っていない」
「2%の目標達成までにはもう一つ距離がある。それが見通せるまで金融緩和を継続する」
・堅調に推移する株式市場
(リスク選好の円売り圧力上昇)
・米当局者たちの利上げに対するタカ発言(米当局者による相次ぐタカ派発言により米長期金利が反転上昇)
ミネアポリス連銀カシュカリ総裁:「利上げ終了を確信できない」「金融引き締めが不十分になるよりも過剰になるくらいの方がよい」「「必要ならFRBは追加利上げをするだろう」
シカゴ連銀グールズビー総裁:「インフレ率を下げることが最優先課題」
ボウマン理事「依然として追加利上げが必要になる可能性がある」
ダラス連銀ローガン総裁「インフレは依然として高すぎる」「インフレ率は2%ではなく3%に向かう傾向にある」
リッチモンド連銀バーキン総裁「米国のインフレは依然として高過ぎる」
セントルイス連銀パエゼ総裁「高金利がしばらく続くと予想する」「インフレ鈍化の進展が鈍った場合に備えて金利をさらに引き上げる用意をしておくべき」
パウエル議長「さらなる引き締めが適切になれば躊躇しない」「米経済は構造的に利上げに対して強靱かもしれない」
・米3年債並びに米30年債の入札が低調だった事
・米経済指標が好調
米11月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値(結果:4.4% 予想:4.0% 前回:4.2%)並び5ー10年期待インフレ率速報値(結果:3.2% 予想:3.0% 前回:3.0%)にが市場予想を上回る