ドル円、FOMC声明文とパウエル議長の記者会見に振り回される。(2022/5/5)
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読者の皆様、こんにちわ。
繰り返しになりますが、5月9日より「YSの為替羅針盤」は情報発信の内容や形態を大きく変更致します。
詳しくは下記の内容をご参考頂けますと幸いです。
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下記内容を再度更新しておりますので、今一度ご確認の程、よろしくお願い致します!
目次
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今日抑えておくべきポイント
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先週のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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本日のドル円相場の予想と戦略
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YSの勝手な予想コーナー
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今日のチェック項目
◆今日抑えておくべきポイント◆
〇FOMC結果は0.5%利上げ実施、バランスシート縮小計画発表など、予想通りの内容。
〇ドル円、パウエル議長の記者会見で振り回される。
〇「75bpの利上げは積極的に検討しているものではない」とのサプライズ発言にドル円急落
〇ドル円材料出尽くし感に湧くも、テクニカルの地合い引き続き強く、ファンダ面でも材料豊富
◆昨日のチェック項目◆
・3時のFOMC
➡︎FFレートを予想通り0.75-1.00%に引き上げ。予定通りバランスシート縮小計画を発表。 (6月から月475億ドル、9月からは最大950億ドルのペースで実行。
・3時30分のパウエル議長の記者会見
➡︎質疑応答で市場予想出会った次回以降75bpsの利上げを否定。次回以降も50bqsの利上げを示唆。これにより株価と為替の流れが逆転。
◆昨日のドル円相場の特徴◆
4日(水)のドル円はNY時間に大幅下落しました。

東京時間からロンドン時間はFOMCを控えた様子見ムード一色。心理的節目である130円前後ををもみ合いながら推移していました。
注目のFOMCですが、以下2点が正式決定されました。
・FFレートの目標レンジを50bp引き上げ
(0.75%ー1.00%)
・バランスシート縮小計画の発表
(6月から8月までは月475億ドルペース、9月以降は最大950億ドルペースで縮小予定)
これによりドル円は材料出尽くしの動きから、129.80円近辺まで下落。
更にパウエル議長の記者会見でドル円はもう一段階大きく下げました。
パウエル議長は記者会見にて、
・「インフレはあまりにも高い」
・「今後2回の会合で50bpの利上げ議題を想定」
・「75bpの利上げは積極的に検討しているものではない」
とやや弱気のタカ派発言。
記者会見の最初、パウエル議長はインフレが高すぎる事を注視していました。ドル円もこの流れで130.38円まで上昇しましたが、記者から次回以降の利上げについて問われた際、現在の市場予想利上げ75bpsを否定しました。
パウエル議長の”次回以降も利上げ50bpsで統一する予定”のサプライズ回答に、市場ではドルが大きく売られ、ドル円は急落しました。

米長期金利も急低下した事によりドル円の下げは止まらず、NY時間午後にかけて、この日の安値128.65円を記録しました。
引けにかけて129円まで戻した所でNY時間を終えました。
◆本日のドル円相場の予想と戦略◆
ドル円はFOMC後の材料出尽くし感と次回FOMCの75bp利上げ否定により一時128.65円まで急落しました。