【週報】先週(8/1 - 8/5)の振り返りと今週(8/8 - 8/12)の戦略

ドル円相場を軸に今週起こった出来事や今押さえておくべきポイント。来週のチェックポイントをまとめた週報をお届け!
YS@Investor and Trader 2022.08.08
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目次

  • 先週のドル円のポイント

  • 先週(8/1 - 8/5)の考察

  • 今週(8/8 - 8/12)の予想

***

◆先週のドル円のポイント◆

✔︎ 🇺🇸と🇨🇳の経済指標が不甲斐なかった事、ペロシ下院議員の訪台による米中対立激化懸念が背景となりドル円、8/2に安値130.43円を記録。

✔︎ その後、FRB当局者のタカ派発言、米用統計の好結果により135円台まで上昇。

✔︎ 日本と他国の金融政策格差が今後もドル円相場を上昇させるか?

***

◆先週(8/1 - 8/5)の考察◆

今週のドル円は、週初133.23円で寄り付いた後、翌日の8/2には週間安値130.43円まで急落しました。(約2ヵ月ぶり安値圏にドル円は突入です)しかし週末にかけて高値135.49円を記録しました。

先週の動きを各要素から詳しく見ていきましょう。

***

各項目に対して時系列順に要因を箇条書きしております。下記マークを文初めに付けています。(ドル円をベースとしたものになります。)

📈:上昇要因マーク 📉:下降要因マーク 📈📉:レンジ相場の形成要因マーク

🇯🇵日本側の要因

特に大きな動きなし

🇪🇺欧州側の要因

✔︎〈📉〉ユーロ圏7月製造業PMIが良結果

(結果:49.8 予想:49.6)

✔︎〈📈〉欧州経済の先行き不透明感が再浮上

(ユーロ圏および🇩🇪6月小売売上高が市場予想を大幅に下回る結果→ユーロ売りにドル買い)

✔︎〈📈〉ロシア産天然ガスを巡る供給が削減

(7/30に🇷🇺ガスプロム社がNATO加盟国であるラトビアへのガス供給停止を発表する)

(欧州圏におけるエネルギー危機発生への前触れ?)

🇺🇸米国の要因

✔︎〈📉〉バイデン大統領のコロナ再陽性報道

✔︎〈📈〉FRB当局者の相次ぐ利上げに対するタカ派発言

サンフランシスコ連銀デイリー総裁:「インフレ抑制を目的としたFRBの取り組みは達成にはまだ程遠い」「FRBは断固として完全に一致団結している」
シカゴ連銀エバンス総裁:「インフレ状況が改善しなければ次回9月FOMCでの75bp利上げが視野に入ってくる」
クリーブランド連銀メスター総裁:「インフレがまだピークに達しておらずFRBはさらなる取り組みを行う必要がある」
セントルイス連銀ブラード総裁:「米国のリセッション入りはないだろう」「年内にFF金利誘導目標を3.75-4.00%まで引き上げたい」

📊投機勢の要因

✔︎〈📉〉世界的なリスク回避ムードが上昇

(世界の株式市場が下落→リスク回避の円買い圧力上昇)

✔︎〈📉〉🇺🇸金利低下に伴うドル売り圧力の上昇

(米利上げペースが鈍化した事により米長期金利が低下→米ドル全面安へ)

✔︎〈📈〉対英ポンドでのユーロ買い圧力上昇

(🇬🇧中銀は50bpの大幅利上げに踏み切ったものの、ベイリー総裁が年後半のリセッション懸念を示す→🇬🇧2年債、🇬🇧10年債のスプレッドが逆イールドとなり、対ユーロでポンドが大きく買われる)

🗞発表された指標結果による要因

 ✔︎〈📉〉🇨🇳7月の製造業PMI指数が景気悪化を示唆

結果:49.0 予想:50.4(50割れは景況改善・悪化の分岐点)

 ✔︎〈📉〉🇨🇳7月の財新製造業PMI指数が冴えない結果

結果:50.4 予想:51.5

➡️ 中国経済の先行き不透明感が上昇した事によるリスク回避の円買い圧力上昇

 ✔︎〈📉〉🇺🇸7月ISM製造業景況指数が予想を上回るもドル円下落へ

結果:52.8 予想:52.0 前回:53.0(結果が市場予想を上回っているが、2020年6月以来の低水準で推移しているという点でドル円が下落)

 ✔︎〈📉〉🇺🇸7月ISM支払価格が急低下

結果:60.0 予想:74.3 前回:78.5 (インフレ懸念が後退)

➡️ 🇺🇸指標結果並びに経済全体が悪い傾向に動いてる背景を受けて、FRBの利上げペースが鈍化観測。🇺🇸10年債利回りは2.51%まで急低下)

✔︎〈📈〉🇺🇸7月のISM非製造業景況指数が良好

(結果:56.7 予想:53.6 前回:55.3)

✔︎〈📈〉🇺🇸雇用統計結果が予想を大幅に上回る良結果

7月非農業部門雇用者数(結果:52.8万人 予想:25.0万人 前回:39.8万人)
7月失業率(結果:3.5% 予想:3.6% 前回:3.6%)
7月平均時給(結果:5.2% 予想:4.9% 前回:5.2%)

➡︎🇺🇸長期金利が急上昇。(🇺🇸10年債利回りは2.51%から2.86%まで急上昇)

💣突発的要因

✔︎〈📉〉🇺🇸ペロシ下院議長の🇹🇼訪問による米中対立が激化

(地政学的リスク上昇によるマーケット心理の悪化)

✔︎〈📈〉米中対立激化懸念が後退

(中国による対抗措置が懸念されたほど過激なものにならなかったことによる安堵感)

***

◆今週(8/8 - 8/12)の予想◆

✔︎ 🇺🇸経済を巡るリセッション懸念の後退

(GDPの 2Q連続マイナス成長によりリセッション懸念が広がっていましたが、今週発表された指標は総じて力強い結果)

✔︎ 次回のFOMCで75bp大幅利上げ!?

(CMEのFed Watchは75bp利上げを70%織り込む動き)

✔︎ 米政府・当局によるドル高容認姿勢

(米国はインフレ抑制に繋がるドル高を容認する構え)

ドル円上昇材料がやや増えつつあるのかなと感じます。

今週は、8/10に🇺🇸7月消費者物価指数の発表があります。これが良結果だった場合、8/25 - 8/27にかけて開催されるジャクソンホール会議に対して強いドル円の上昇が起こると予想されます。

(指標結果が良好だった事でインフレ懸念が再燃→FRBによる大幅利上げが予想される→米長期金利が先に急上昇→米ドル買いと言う流れ)

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