1-6 複利と時間を利用すれば、1,000万作るなんて簡単だ!

「1,000万なんて作れない。」そんな不安を抱えているA。だが断言できる。1,000万程度なら時間と複利を利用すれば誰でも達成できる。結局大事なのは「正しい投資先を見つけ、それに投じる行動をできるか、できないか。」これだけなんだよ。
YS@Investor and Trader 2020.12.05
誰でも

A:「YSさん!楽天の証券口座開設通知届きました!」

YS:「届いたか!!スタートラインに立ったね!始めるぞ!!」

「始めます!月5万。クレジットカードから引き落とし設定にして始めていきます!」

「よくここまで頑張ったな!自分の知らない世界に足を踏み入れる事。恐怖を感じたと思う。でもAはその恐怖に打ち勝って行動できた。凄いことなんだよ。」

「ありがとうございます。その言葉が何よりの励みです!資本主義と米国について自分なりに調べました。質問いいですか?」

「もちろん!」

「資本主義はどんな条件が揃った時に向上するのか調べました。自分は人口増加と経済の活性化(経済指標が上がる)が絶対条件だなと感じました。米国は資本主義向上の象徴そのモノですね。投資に見合った法整備が成されてる事を知った時には驚きました。株主を裏切ることは許されない。こんなの日本では考えられないですよね。単純に米国市場は面白そうだなって思いました!利益も見込めるなと感じました。」

「うん。その通りだね!俺もそう思ってる。」

「でも世界全体の相場を考えると、資本主義を代表とする主要国に投じても良いですよね?米国市場を中心に投資するのも一つの策ですが、世界相場に投資しても良いんじゃないかな?って思ったんですが、どう思います?」

「良いと思う!それがAのリスク分散の考え方なんだよ!Aの言う通り、確かに長期で見れば上昇の期待は十分見込めるけど、短期で見れば米国だって凹む時もある。俺は米国中心に投資してるけど、米国相場が危ないなって思った時は、米国相場から資金を離なすのも一つの考えだよ!だから随時ゴールを考えながら投資するんだよ。ひとえに長期投資って言っても、人によってイメージする期間は全然違うんだ。Aはとりあえず30歳がゴール。8年後だ。この8年をどう見るかで米国が有利か世界分散投資が有利か。それはAが自分のリスクと相談して決めれば良い!」

「僕は8年を中〜長期と考えるので米国に投資します!でも思ったんですが、YSさんは何でS&P500を勧めるんですか?僕はNYダウでも良いのかなって思ったんですが...。」

「お前、NYダウの銘柄がどうやって選ばれてるか知ってるか?」

「え...知らないです。」

「実はな、あまり知られてないがダウ銘柄は話し合いで選ばれてるんだよ。銘柄選定に定量的なルールは存在しないんだ。株価平均委員会(Average Committee)のメンバーが銘柄の見直しが行われるんだ。評価軸としては、企業の評判・成長の持続性・投資家の関心。これらを総合的に評価して決定されるんだよ。」

「話し合い!?なんて原始的な!!(笑)」

「逆にS&P500の組入銘柄は、様々な条件によって審査決定されるんだ。審査条件には、時価総額、流動性(株の売り買いが1日○十億ドル分動くか)、浮動株(会社役員やその他関係者が握る株でなく、トレーダーや投資家がしっかり買える株)の比率、業績なんかが含まれてて、条件を満たす企業の中からセクター(テクノロジーやヘルスケアなど経済を動かす業種グループ)のバランスを加味したうえで決定されるんだよ。S&P500は成績重視なんだ。弱肉強食が強く、より資本主義色が強い市場なんだ。」

(S&P500に組入る基準の条件)

指標ハンドブック2020 P26より抜粋(https://japanese.spindices.com/documents/additional-material/web-index-handbook-2020.pdf)
指標ハンドブック2020 P26より抜粋(https://japanese.spindices.com/documents/additional-material/web-index-handbook-2020.pdf)

(現在のS&P500のセクターバランス)

指標ハンドブック2020  P26より抜粋(https://japanese.spindices.com/documents/additional-material/web-index-handbook-2020.pdf)
指標ハンドブック2020  P26より抜粋(https://japanese.spindices.com/documents/additional-material/web-index-handbook-2020.pdf)

A「むちゃくちゃ納得しました。S&P500に連動する商品を買います!あと、YSさんが僕が確実に1,000万作れると言う根拠を教えて欲しいです。」

YS「それは簡単な話だ。お前は複利を最大限に活かせるんだよ。」

「複利??どう言う事ですか?」

「お前はまだ22歳だ。収入は確かに少ない。でもお前には時間がある。時間と複利の組み合わせは無敵なんだよ。」

「全然イメージ湧かないですが、複利ってそんなに凄いんですか?」

「例えばこれを見て。」

楽天証券積立かんたんシミュレーション(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/saving/simulation/compare.html?m=0&y=8&r=4&p=50000&f=5,645,927&s=1)
楽天証券積立かんたんシミュレーション(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/saving/simulation/compare.html?m=0&y=8&r=4&p=50000&f=5,645,927&s=1)

YS「これは積立シミュレーションだ。S&P500に連動する投資信託やETFに資金を投じた場合、その年の相場にもよるが、だいたい平均年利4%だ。毎月5万積み立てる。これだけ8年後には565万円になる。普通に貯金しただけだと480万。8年間で85万円の差だ。これに加えて年2回のボーナスから20万を貯金or投資に回す。全部貯金に回すとしても320万作れる。565万円+320万=885万円だ。1000万が見えないか?」

A「見えます!凄いですね!885万円かぁ...残りの115万円はボーナス資金も投じれば行けそうですね!」

「相場次第で可能だな。ボーナス資金を投じるのもアリだ。時間がいかに大切なモノか分かるだろ?」

「分かります!僕は時間を無駄に使う所でした。投資って最初は凄い怖かったんですけど、時間を利用する事でリスクって凄く抑えられるんですね!」

「そうなんだよ。もう完全に理解できたね!後は習慣化だ。最初はストレスが生まれる。これと上手く付き合いながら、調整していくんだよ!」

「分かりました!頑張ります!」

(続く)

***

〈あとがき〉

まもなく1章が終わります。物語は個別株投資へと進みます。

銀行の定期預金すら知らなかったA。彼は投資を勉強するに辺り、日々の知識向上を逃さない様に日記を付けてました。その日記を一緒に覗いてみませんか?裏物語を新たに展開していこうと思います!

 ”どうやってA君は勉強したの?” という声を多数頂き、この様な進め方で回答出来たら良いなと考えました。

2章からの更新頻度は物語を週1回。新たな裏物語(Aの投資日記)を週1回の合計2回更新とさせて頂きます。どうぞよろしくお願いします!

***

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次回予告:(1章最終回)新たなスタートライン

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