1-5 積立投資こそリーマン投資の真骨頂。早く始めた者勝ち!
前回の話
銀行員「Aさん。はじめまして!○○銀行の者です。御社によくお邪魔させて頂いてます。ところでAさん。将来の為に今から資産形成を少しずつ行いませんか?早く始める事で同期の方と差をつける事ができますよ!」
A「資産形成は少し興味あります。」
「本当ですか?凄いですね!新社会人でご興味をお持ちの方って凄く少ないですよ!ちなみに、どの様なモノにご興味あるんですか?」
「それがまだ勉強中で、これといったモノが無いんです。」
「それでしたら、Aさんにとてもオススメのモノがあります。積立投信って聞いた事ないですか?毎月少しずつお金を投資して資産を増やす商品になります。小さな積み重ねが大きな資産になりますよ。ちなみにこんな銘柄なんかオススメですよ!」
(Aがオススメされたファンド Aが質問した所に矢印付けておく)
ファンドの説明が終わった後
銀行員「ご質問等ございますか?」
A「はい。いくつか.....」
「良いですね!何でも聞いてください!」
「どうしてこのファンドは毎月分配金が出るんですか?経済って良い時もあれば、悪い時もあると思うんですが...分配金って利益が出るから、出るモノ?じゃないんですか?」
「仰る通りです。経済は良い時も悪い時もあります。ですので経済の状況が悪い時は特別分配金と言って、Aさんが投じられた金額の一部がAさんの口座に戻ってくると考えて下さい。逆に良い時は普通分配金と言って、運用益がAさんの口座に振り込まれます。」
「なるほど...もう1つ良いですか?投資信託は顧客から集めた資金で運用を行ってるんですよね?てことは、特別分配金が続くと、集まった投資信託の資金はどんどん減っていくんじゃないんですか?」
「はい。その通りです。」
「この純資産?これ顧客から集めた資金ですよね?2016年の9月末を機にずっと右肩下がりですが、これって特別分配金は払う事が続いてる、あるいは解約されてる方が多いから起きる現象ですよね?」
「一概にそうと言い難いですが、確かに純資産は下がってますね。しかしながらリートのインデックスは右肩上がりです。これから注目される事も見込めるかと思います!」
「基準価格も純資産と同じ様に右肩下がりじゃないですか4年も前からですよ?この商品ってアメリカの不動産に投資してる商品ですよね。このコロナ禍で商業施設や産業施設って大きな痛手を受けてるんじゃないですか?オフィスとかもテレワーク中心になってオフィス自体必要ないって流れにならないかな...?仮にそうなると、需要と供給にズレが大きくなって良い投資先だとは思えないんですが....。」
「現状を見れば確かにそうですがワクチンが開発されれば、その辺の問題も解決すると思います!こういう不測の事態に買った人が勝てるのが投資ですよ!」
「ワクチンが出来たらって...そう簡単にワクチンって出来るのかな...?今年の9月に出来るって話だけど、僕はそうは思えないんですよ。」
「なるほど...では今回は見送りにしますか!またボーナスが近い日にでもお邪魔します!また話しましょ!」
(この日以来、銀行員はAに話さなくなった。)
(退社後)
YS「なぁ...午後のアレ。何!?どうしたの!?」
A「銀行の人とのやり取りですか?普通に何でかな?って思う事を聞いただけなのに....。可笑しな事多くなかったですか?YSさん突っ込んでくれるかなと釜かけてたのに。」
「お前がどう対応するか興味があったんだよ。正直ビビったわ。ちゃんと的を得てたやん!感動したわ。普通の人は言いなりになって買っちゃうんだよ。でもAはちゃんと中身の質問をしてた。お前凄いぞ!」
「今日はえらく褒めてくれますね笑 勉強の成果が出て来たのかな!毎日帰りの電車で分からないながらも少しずつやってて良かったです。こんな形で"自分が成長した"って思えるとはビックリです!でも....あの商品って悪い商品なんですか?」
「悪くはないよ。でも俺ならお金は出さないかな。」
「ですよね。YSさんは買わないだろうなって思ってました。」
「手数料も高いしね。でもな、あの銀行員1つだけ良い事言ってたぞ。」
「何ですか?」
「”積立投信は毎月少しずつお金を投資して資産を増やす商品。小さな積み重ねが大きな資産になる” 覚えてないか?」
「言ってました!あれって本当なんですか?」
「あれは本当だ。歴史がそれを証明してる。正しい商品に毎月小額ずつ投じれば資産が化ける。積立投資はサラリーマン投資の真骨頂だ。」
「正しい商品って何ですか?」
「資本主義に沿った商品だ。」
「資本主義...って何ですか?」
「資本主義ってのは、簡単に言うと"個人が自由にお金儲けをして良いよ!"っていう考えだ。お金儲けには競争が付き物だ。競争がある世界では、人は競争に勝とうと頑張ったり、新しいことを考えたりする。その結果が社会全体の経済発展に繋がる。だがその犠牲として、経済が発展すればするほど貧富の差が大きくなるけどね。」
マイナビ家庭教師より(https://katekyo.mynavi.jp/juken/11976)
「なるほど...つまり経済が発展する動きに沿った商品を買う事で資産を円滑に築く事が出来るって事ですね!」
「そう!それがAが行う最初の投資だ。NISA口座を利用した積立投資。まず毎月これが出来る事、そして習慣化する事。これが最初の目標。これが簡単な様でとても難しい。最初の3ヶ月が勝負だ。浪費という誘惑に勝てるかな?」
「また僕のことを煽って来ますね!やってやりますよ!でも何処の何に投じれば良いんですか?」
「米国市場だ!米国株市場全体の値動きを反映する投資信託を積立投資。ここに投じれば良い。」
「何で米国?日本じゃダメなんですか?」
「それは今日の宿題だ。なぜ日本市場じゃなく米国市場なのか。帰りの電車で調べてみ!」
「分かりました!」
「ついでに次の目標も一応言っておく。お前は30歳までに1,000万作るんだ。」
「1,000万!?無理ですよ。そんな額、貯めれる自信ない。」
「貯めろなんて言ってない。1,000万作れと言ってるんだ。」
「そんなの作れるんですか?」
「作れる!」
「どうやって作るんですか?」
「さっきも言ったろ?積立投資だ。それをメインにして作るんだよ。」
「イメージが全然沸かないんですけど....」
「証券会社の口座が出来たらゆっくり教えるよ。大丈夫、お前なら出来る。」
「分かりました!!開設通知届いたら直ぐ報告します!」
(続く)
〈あとがき〉
この頃、Aに金融商品の入門中の入門の様な本は無いか聞かれました。が当時は当てが無く答えられませんでしたがTwitterのフォロワーさんに1冊教えて頂きました!書店で見みたら"コレは分かりやすい!"と思い、今回紹介させて頂きます!他に今のAと同じ様な場所にいる読者の人に、積立投資の魅力がわかる短編漫画を1冊紹介させて頂きます!👍
○はじめての人にもわかる金融商品の解剖図鑑
○漫画バビロン大富豪の教え
さぁ勉強しようぜ!👍
読者の皆さま。いつもありがとうございます!上の”無料購読する”をポチッとしてアドレス登録頂くと、記事をリアルタイムでお届けします!
また記事の内容をTwitter等でRT頂きますと励みになります。これからもよろしくお願い致します。
次回予告:複利と時間を利用すれば、1,000万作るなんて簡単だ!
・過去の記事も読み放題
・毎週届き、いつでも配信停止可
・読みやすいレターデザイン
すでに登録済みの方は こちら