押し目待ちの探り合いの様な状態。心理的節目の130円目前!(2022/4/20)
繰り返しのご挨拶
読者の皆様、こんにちわ。
繰り返しになりますが、5月9日より「YSの為替羅針盤」は情報発信の内容や形態を大きく変更致します。
特に有料読者の方は、詳しい情報を下記に添えさせて頂いてます。以前から既存の有料読者様は、こちらの都合で恐縮ですが一時強制解約とさせて頂く等の内容もございます。
確認の程、よろしくお願い致します。
(有料読者の方に提供する情報がまとまりました!下記内容を更新しておりますので、今一度ご確認のほど、よろしくお願いいたします!)
◆今日、抑えておくべきポイント◆
〇ドル円はNY時間に128.98円まで急伸。株式市場並びに米国金利も堅調に推移。
〇ドル円のテクニカルの地合いは強さが際立つ。ファンダメンタルもドル円上昇の材料豊富。
◆昨日のドル円相場の特徴◆
19日ドル円は東京、ロンドン、NYの全ての時間で続伸を見せました。
SNSや民放メディアは「日米金融政策の違いを背景ドル円が上昇している。」と言っていますが、それだけの理由でドル円はここまで強い上昇を見せません。
日米金融政策の違いはあくまでもドル円上昇を描く背景でしかありません。ドル円上昇の材料が強すぎるんです。
昨日更新された材料を集めると、
・更なる米金利上昇。それに伴うドル買い圧力の強化
(米10年債利回りが約3年4カ月ぶりとなる高水準2.94%を記録。)
・ロシア・ウクライナのヘッドライン
(エネルギー価格高騰における欧州経済のスタグフレーション懸念によるユーロ経由でのドル買い)
産経新聞より抜粋
・エネルギー価格上昇に伴い本邦貿易赤字の拡大懸念から来る円売り圧力の拡大
・国内貿易関連企業による実需のドル買い・円売り
(ゴトー日に強い影響)
・オプション取引に伴うショートガンマ
ショートガンマとは、トレンドを掴みに行く投資戦略であり、ヘッジファンドの運用に使用されます。 「下落相場であれば売る」「上昇相場であれば買う」という非常にシンプルな戦略です。ドル円の上昇が強いのなら、ショートで稼ごうとする人を間接的に潰して、上昇を強めるという財力があるからこそ生きる戦略です。
・短期筋のショートカバー
(鈴木財務相や松野官房長官、黒田総裁が放つ円安牽制発言。今の状況下では、発言のインパクトが弱すぎる為に起こる押し目買い→短期筋がロスカットする為、買いが更に強化される)
・米主要株価指数が堅調推移してる
・米国当局者の強気発言
(セントルイス連銀のブラード総裁が「基本シナリオではないが75bpの利上げを排除しない」と強気のタカ派発言。)
(シカゴ連銀エバンズ総裁が「中立金利以上の利上げが必要になる」とのタカ派発言。)
これらがドル円上昇の支援材料となり、ドル円はNY時間の午後、約20年ぶり高値となる128.98円を記録しました。執筆中の現在も、続伸を続けています。
◆本日のドル円相場の特徴◆
ドル円は心理的節目である127円、128円を一気に突破し、約20年ぶり高値128.98円を記録しました。