[2022.12.16]リクアセットは金利が高いドルへ。投機筋もドルを求める動きに加勢!ドル円2円超の上昇!
❷ ECBはタカ派姿勢を一層強めた方向。
❸ ドル円、上方に複数のレジスタンスラインが待機中。上値は限定的になるのか?
❹ 原油価格下落に伴う本邦貿易赤字縮小が大きな円買い材料となるか?
目次
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の予想
◆昨日のチェック項目◆
・ECB理事会
50bp利上げ決定。今後の追加利上げも示唆。
ラガルド総裁も強気スタンス
「成長見通しへのリスクは下サイドを見ている。ユーロ安が消費者物価を押し上げている。」「ECBは市場が見込むよりも更に金利を高く見積り動くべきである。」「2月と3月も0.50%の利上げを考えている。」
➡︎ユーロ需要大きく上昇。
・12月ニューヨーク連銀製造業景況指数
(結果:-11.2 予想: -1.0 前回:4.5)
・12月フィラデルフィア連銀景況指数
(結果:-13.8 予想:-10.0 前回:-19.4)
・11月小売売上高
(結果:-0.2 予想:0.1 前回:1.3)
・米新規失業保険申請件数
(結果:21.1万件 予想:23.2万件 前回:23.0万件)
・11月鉱工業生産
(結果:-0.2% 予想:+0.1% 前回:-0.1%)
・11月設備稼働率
(結果:79.7% 予想:79.8% 前回:79.9%)
◆昨日のドル円相場の特徴◆
15日(木)のドル円は急上昇を見せました。

日本時間の朝方にかけて、ドル円は安値135.24円を記録するも、そこから大きく上昇しました。
・日本時間早朝に発表されたFOMCが予想以上にタカ派だった事
(詳しくは昨日の記事参照下さい)
・ゴトー日におけるドル買い円売り
・株式市場の大幅下落に伴うドル買い圧力の上昇
・短期筋のショートカバー
(心理的節目である136円、137円、138円を突破した事に伴う仕掛け的なドル買い・円売り)
・ECB理事会およびラガルド総裁のタカ派スタンス
これらがドル円上昇の支援材料となり、ドル円は米国時間午後に138.18円まで急上昇しました。
この間、経済指標も市場予想を下回る発表となるも、ドル円への影響は限定的となりました。
◆今日のチェック項目◆
・米12月製造業・非製造業PMI速報値(23:45)
◆本日のドル円相場の予想◆
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