ドル円下げ幅全戻し!昨日のパウエル議長の発言はビハインドザカーブの早期対処??(2022/5/6)
繰り返しのご挨拶
読者の皆様、こんにちわ。
繰り返しになりますが、5月9日より「YSの為替羅針盤」は情報発信の内容や形態を大きく変更致します。
詳しくは下記の内容をご参考頂けますと幸いです。
🚨有料読者の方への提供情報を5/1に再度変更しました!🚨
下記内容を再度更新しておりますので、今一度ご確認の程、よろしくお願い致します!
目次
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今日抑えておくべきポイント
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先週のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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本日のドル円相場の予想と戦略
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YSの勝手な予想コーナー
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今日のチェック項目
◆今日抑えておくべきポイント◆
〇株式市場の急落、米長期金利の急反発よりにドル円は130.55円まで上昇
〇ECB関係者のハト派発言により、ユーロ売りのドル買い圧力が増加
〇ドル円押し目買いの意欲は根強く、FOMC後の下落を全て戻す展開
〇本日は雇用統計発表日
◆昨日のチェック項目◆
・FOMC後の欧州勢の動き
➡︎米金利の急上昇により、ドル円が上昇。
◆昨日のドル円相場の特徴◆
5日(木)のドル円は大幅に上昇しました。
昨日明朝FOMC後の記者会見により、パウエル議長は、「75bpの利上げは積極的に検討しているものではない」とハト派発言をしました。
これによりNY時間の引けにかけてドル円は、この日の安値128.65円を記録しました。
しかしその後、東京市場からNY市場までドル円は上昇を続けます。
その要因は、
・押し目買いを狙う勢力による怒涛のドル買い
・短期筋のショートカバー
(記者会見後のショートポジションを造成した短期筋のストップ買い)
・欧州時間から始まった米金利上昇に伴うドル高圧力の強化
(パウエル議長発言後に2.91%まで低下した米国10年債利回りが、3.10%まで急上昇)
・英中銀による政策金利予想を0.75%から1.00%に引き上げ
(ロシアからの石油輸入を禁止する追加制裁案を3/4に欧州連合が発表したことにより、欧州圏におけるエネルギー不足が問題視されている。これによりインフレ急上昇が欧州経済全体へ影響を与えるとの下押し圧力が増加)
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(そんな最中に英中銀が政策金利予想を上昇した事でリスクオフ需要が増加。英ポンドの対ドル相場が急落。これにつられてユーロドルも連れ安に)
・ECBのパネッタ専務理事がハト派発言
「ECBは7月に利上げすべきでない」
・米国株式市場の急反落
(資産現金化需要増加によるドル買い)
・資源価格の急上昇
(原油先物価格の急上昇により本邦貿易赤字の拡大懸念が沸騰。構造的な円売り圧力が増加する)
これらがドル円上昇の支援材料となり、NY時間午後にかけて、ドル円はこの日の東京時間に付けた128.74円の安値から130.55円まで急上昇しました。
◆本日のドル円相場の予想と戦略◆
ドル円はパウエル議長の記者会見後に128.65円まで値を下げましたが、押し目買いの意欲は強く、130.55円まで値を戻す展開となりました。