FOMCにて0.75bp利上げ。パウエル議長はタカ派スタンスを示すも現状を強く慎重視。ドル円は方向性を探る動きへ(2022/6/16)

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YS@Investor and Trader 2022.06.16
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***

目次

  • 〔時間が無い人向け〕昨日のドル円相場のポイント

  • 昨日のチェック項目

  • 昨日のドル円相場の特徴

  • 本日のドル円相場の予想

  • YSの勝手な思考コーナー

  • 今日のチェック項目

***

◆〔時間が無い人向け〕昨日のドル円相場のポイント◆

〇昨日早朝、135.60円の高値を記録したドル円ですが、東京時間から米国時間にかけて133.55円まで急落。

〇FOMC前のポジション調整。FOMC通過後は材料出尽くし感によるポジション売り、パウエル議長の利上げに関する慎重発言が下落要因。

〇政策金利を0.75%引き上げ、インフレ2%引き下げを狙う

〇🇪🇺ECBが臨時理事会を開催。これにより欧州の金利低下。

***

◆昨日のチェック項目◆

FOMC後のチェック方法はこちらにまとめております!👇

・FOMC

➡︎0.75%利上げ 政策金利は1.50~1.75%

➡︎継続的な利上げが適切と判断。5月も公表通りにのQT(FRBのバランスシート縮小(資産を減らす事))を継続。

➡︎インフレは上昇圧力が上昇。世界経済の重荷になっている。

➡︎2%物価目標に戻す様に強く働きかける。

・ドットチャートの考察

今回(6月)のドットチャート

今回(6月)のドットチャート

前回(3月)のドットチャート

前回(3月)のドットチャート

➡︎2022年末は当局者全員が3%以上の政策金利を予想。

➡︎中央値は約3.3%近辺。前回(3月)の中央値は1.8%辺り。3ヶ月で約1.5%上振れ。

この通りになるなら、今年残り4回のFOMCで計1.75%の利上げが実施されることに。

・パウエル議長記者会見

➡︎「インフレを低下させることが不可欠。インフレリスクは引き続き上向きと見ている。」

➡︎「高インフレリスクには非常に注意を払っており、インフレ率引き下げに強くコミットしている。5月FOMC以来インフレは驚くほど高進、より大幅な利上げが正当化されると判断。」

➡︎「供給制約は予想以上に長く、物価上昇圧力は拡大している。」

➡︎「🇨🇳のロックダウンは、サプライチェーンの問題をより悪化させる可能性が高い。」

➡︎「労働市場は非常に辛い状況。労働需要は強いが、労働力の供給は抑制している。労働市場が堅調なうちにインフレ率を2%に引き下げることがFRBの今後の目標。」

➡︎「失業率が4.1%に上昇しても、見てまだ低いとみてる。」

➡︎「🇺🇸経済は堅調、引き締めに対応する態勢が整っている。」

➡︎「消費に変化が見られるが、全体としては非常に堅調。雇用の伸びは鈍化しているが、依然として堅調経済は少し減速しているが、まだ健全な成長レベルと認識している。」

➡︎「利上げのペースは今後のデータ次第。75bp刻みが一般的になるとは思わない。」

➡︎「次回FOMCでは50bpか75bpのいずれかが適用される可能性が高い。」

➡︎「インフレ巡りさらに驚く事態が出来する可能性、機敏な対応が必要。」

➡︎「今回は極めて異例の事態である。普段以上に明確にすることが有用と考える。」

➡︎「FRBが犯しうる最悪の過ちはインフレ低下に失敗すること。」

➡︎「現時点ではFRBがコントロールできない要因に左右される可能性の方がはるかに大きい。」

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◆昨日のドル円相場の特徴◆

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