通貨オプション市場が沸騰!ドル円、ショートガンマゾーン到達で円需要一時的に拡大!(2022/5/13)

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YS@Investor and Trader 2022.05.13
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ご挨拶

読者の皆様、こんにちわ。

昨日より「YSの為替羅針盤」の情報発信形態を大きく変更致しました。

詳しくは下記の内容をご参考頂けますと幸いです。

今後とも、「YSの為替羅針盤」をよろしくお願い致します!

***

目次

  • 今日抑えておくべきポイント

  • 先週のチェック項目

  • 昨日のドル円相場の特徴

  • 本日のドル円相場の予想と戦略

  • YSの勝手な予想コーナー

  • 今日のチェック項目

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◆今日抑えておくべきポイント◆

〇東京時間からNY時間の寄り付きにかけてドル円は約2週間ぶりの安値127.53円まで急落

〇ドル円の下落は中国経済の失速懸念が再び高まった事によりリスク回避の円買い圧力が強まった事が背景

〇ドル円は反発するのか?

***

◆昨日のチェック項目◆

・米4月のPPI

 結果:11.0% 予想:10.7% 前回:11.5%

米4月のPPIは予想上回り11%上昇。消費者物価も高止まりを示唆。

➡︎円高の調整圧力の方が強く、ドル円の反応薄い。

・サンフランシスコ連銀のデイリー総裁の発言

「50bpsのペースでの利上げは極めて理にかなっている。経済情勢を踏まえると、今後数回の会合でその動きを停止する理由は存在しない。」とパウエル議長が示した利上げ計画を支持。米走行株式指標(ダウ・NASDAQ・S&P500 etc)は下げ幅を縮小。ドル円上昇。

***

◆昨日のドル円相場の特徴◆ 

12日(木)のドル円は3円超の大幅下落を見せました。

東京時間の朝方、ドル円は一昨日の米当局者のタカ派発言による波及を受けて、高値129.91円まで上昇するも、心理的節目である130円の壁を越えることはできませんでした。

上昇に力の無いドル円は、マイナスニュースに反応し始めます。

現在、円高に触れる大きな要因は3つと思考します。

・中国経済の失速懸念

(新型コロナウイルスの感染拡大により、ロックダウンなどのコロナ対策が長期化➡︎アメリカ製造業に大きな影響を与える為、アメリカ経済の影響も懸念される➡︎リスク回避の円買い)

・過剰になった流動性相場の逆流

(FRBによる利上げとバランスシート縮小の二重の金融引き締め➡︎これにより、リスクアセットの下押し圧力が増加する(株などを買わず、資産を現金で持つこと)➡︎米代表株式指標は連日続落➡︎市場心理を日々悪化させていく)

リスクアセットとは・・・収益に不確実性を伴う有価証券や外国為替、融資、デリバティブなどリスクのある資産のことをいいます。

・通貨間の資金調整

インフレ率の上昇による世界的経済衰退懸念から、財政並びに経済力が強い国の通貨の需要が高まる。(通貨間の売買が活発になり、安全資産などの需要が高まり、資源国通貨や高金利通貨などの需要は下がる。)

・上記3点を背景にリスク回避の円買い圧力が上昇

(クロス円下落する事でドル円も連れ安の方向に動く)

ドル円の下落はNY時間の午前中まで続きます。

ロンドン時間では、

・フィンランドによるNATO加盟申請の方針発表

(今回のロシア・ウクライナ問題により、フィンランドはNATOに加盟申請を要求するも、ロシア側は猛反発。今後、ロシア・フィンランドを巡る地政学的リスクが広がる恐れが強まり、ドル円の円高要素に加わる)

・欧州勢のリスクオフ

(株式市場の急落により、市場心理が悪化。資産の現金化需要が上昇する。有事のドル買い、リスク回避の円買い圧力が上昇)

NY時間では、

・米経済指標の冴えない結果

(米4月の生産者物価指数の伸び率鈍化)

(米新規失業保険申請件数は予想外に増加)

・米長期金利の急低下

(米10年債利回りは3.20%をトップに2.81%まで急低下)

・オプション市場におけるダウンサイドの折り込み

(ドル円の価格がオプション市場におけるショートガンマゾーンに到達したため、インプライドボラティリティが高騰し、リスクリバーサル拡大に伴い円コールが急拡大しました)

ショートガンマゾーンとは・・・ヘッジをしていないオプションの売りの状態を言います。簡単に言えば、下がれば下がるほど売らないといけない、上がれば上がるほど買わないといけない状態です。
インプライトボラティリティとは・・・オプション取引における将来の変動率を予測したものです。予想変動率と言うと想像が付きやすいかもしれません!オプション取引においては、変動率の算出方法が2種類あります。1つは過去のデータに基づいて統計的に算出するヒストリカルボラティリティ。もう一つが市場で取引されている実際のオプション価格から逆算して導き出されるインプライドボラティリティです。今回は実需による円の需要が高騰しました。
リスクリバーサルとは・・・コール(買う権利)とプット(売る権利)を反対売買した時の差額。

(↑何言ってんだよ状態ですよね。でも大丈夫です!!来週月曜日の記事から、めちゃくちゃ詳しく分かりやすく取り上げていきます!読み終えた後、上記の内容がスラスラと理解できる内容に仕上げます!乞うご期待!)

これらが重石となり、ドル円はNY時間の朝方にかけて、約2週間ぶり安値127.53円まで急落しました。

しかし売り一巡後は、急ピッチで下落した反動も相まって持ち直し、執筆現在は128.40円近辺で推移しています。

***

◆本日のドル円相場の予想と戦略◆

ドル円は一時的に127.53円まで急落するなど、約2週間ぶり安値圏へ突入しました。

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