予想を上回る経済指標の連発発表とFRB当局者の強気スタンスにドル円は145円突破を記録!流れは続くか!?
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◆エッセンシャルレビュー
先週は先々週に引き続き、日足レベルの上昇トレンドが加速する週でした。今週も先週同様150円を目指していく流れに乗って、下位足のトレンド転換から押し目買い中心の戦略となるでしょう。
▼先々週の考察の振り返り
〈先週の週報〉
◎先週のテクニカル視点予想 ➡︎ 148円付近までは押し目でのロング戦略中心!!15分足の下降トレンド→上昇トレンド転換を基準に押し目買いを狙っていきたい。
◎先週のファンダメンタル視点予想 ➡︎ 当方引き続き、ドル買い・円売りトレンドの継続をメインシナリオとして予想いたします。
結果 ➡︎ 的中!先週のドル円は、日足上昇トレンドの勢いが加速しました。1時間足以上では押し目を全く作らないフェーズに突入。 先々週も言及させていただいた通り、このような目立つ上位足のレジスタンスラインが明確に存在せず、日足レベルのチャネルを上抜ける勢いで上昇トレンドが加速する場合、ほとんど押し目らしい押し目を作らないことが多いです。
▼先週のトピックス
今週のドル円相場は、全体的に堅調な値動きを見せました。

・先々週より起きている急ピッチな上昇に対する反動売り
・政府高官による口先介入(円安牽制発言)
神田財務官:「為替、行き過ぎた動きには適切に対処したい」「為替、足もとは急速で一方的」
松野官房長官:「行き過ぎた動きに対しては適切に対応」「足もとでは急速で一方的な動きも見られる」「為替相場の動向を高い緊張感を持って注視する」
上記2点の材料を筆頭にドル円は週初143.57円に寄り付いた後に下落。週間安値142.94円を記録しました。
しかしその後、
・中国経済への楽観視
🇨🇳李強首相による発言「第2四半期の経済成長は第1四半期を上回る見通し」によりアジア市場がリスク選好ムードへ。クロス円上昇がドル円の連れ高を呼び込む
・市場予想を上回る🇺🇸経済指標の好結果(週初から週中後半にかけて発表されたもの)
🇺🇸5月耐久財受注(結果:1.7% 予想:▲1.0%)
🇺🇸4月住宅価格指数(結果:0.7% 予想:0.4%)
🇺🇸4月ケースシラー住宅価格(結果:▲1.70% 予想:▲2.55%)
🇺🇸5月新築住宅販売件数(結果:76.3万件 予想:67.4万件)
🇺🇸6月コンファレンスボード消費者信頼感指数(結果:109.7 予想:103.8)
🇺🇸6月リッチモンド連銀製造業指数(結果:▲7 予想:▲13)
🇺🇸新規失業保険申請件数(結果:23.9万件 予想:26.6万件)
🇺🇸1ー3月期GDP統計確報値(結果:2.0% 予想:1.3%)
・米金利上昇に伴うドル買い圧力の上昇

・🇺🇸政府高官並びにFRB当局者のタカ派発言
バイデン大統領による米国経済を楽観視する発言:「米国経済は強固でありリセッションに陥るとは予想していない」
ECBフォーラムでのパウエル議長のタカ派発言:「あと2回の利上げが多数派」「政策は制約的だが十分ではない」「連続利上げの可能性を選択肢から外さず」
ECBフォーラムでの植田総裁のハト派発言「基調的なインフレは目標を下回っているため政策変更を実施していない」

ECBフォーラム後のスペイン中央銀行で行われた会議でのパウエル議長のタカ派発言:「理事会の大半が年末までに2回かそれ以上の利上げ実施を予想している」「労働市場は非常にひっ迫」「インフレは目標を大幅に上回っている」
これらが主な材料になりドル円は週末にかけて145.07円の年初来高値を記録しました。
その後は本邦当局による介入警戒感の高まりによりドル円は一旦下落。144円半ばを推移しながら週を終えました。
◆今週の為替の見通し
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