方向性の見えないドル円。インフレと戦うFRBにどう動く?(2022/5/10)

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YS@Investor and Trader 2022.05.11
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ご挨拶

読者の皆様、こんにちわ。

昨日より「YSの為替羅針盤」の情報発信形態を大きく変更致しました。

詳しくは下記の内容をご参考頂けますと幸いです。

今後とも、「YSの為替羅針盤」をよろしくお願い致します。

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目次

  • 今日抑えておくべきポイント

  • 先週のチェック項目

  • 昨日のドル円相場の特徴

  • 本日のドル円相場の予想と戦略

  • YSの勝手な予想コーナー

  • 今日のチェック項目

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◆今日抑えておくべきポイント◆ 

〇ドル円、円高により大きく下落するも世界の各市場における株価の下げ止まりに加えて米当局者のタカ派発言によりドル円は130.40円まで回復。

〇テクニカル的にもファンダメンタル的にもドル円の上昇の下支え極めて強い状況

〇本日発表の米CPIに注目。

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◆昨日のチェック項目◆

・クリーブランド連銀のメスター総裁

➡︎「永遠に75bpsの利上げを排除するのではない。」「何事も可能性を排除したくない。今年後半のしかるべき時点でインフレが下がっていなければ、スピードを上げる必要があるかもしれない。」とタカ派発言。ドル円は円安に転じる。

・ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁

➡︎「われわれは極めて迅速なペースで緩和解除に動いており、今後数回の会合で50bp利上げする一定の余地につながっている。」「FRBが6、7月に開く2回のFOMCで、それぞれ50bpsの利上げ実施の公算が大きいというシグナルは理にかなっている。」と現状維持の姿勢。ドル円に目立った動きなし。

・FRBのウォラー理事

➡︎「米労働市場は過熱し、刺激を受け過ぎている状態にあり、相当な労働需要を抑制することが可能で、そうするのが実際に得策だ。」「インフレは高過ぎる状況にあり、それを低下させるのが私の責務だ」と語った。ドル円、大きく上昇。

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◆昨日のドル円相場の特徴◆ 

10日(火)のドル円は上下激しく動き、方向性が分かりずらい動きを見せました。

東京時間の朝方、ドル円は大きく下落します。要因としては大きく3点あると考えます。

・連日の日本市場の株価暴落によるリスク回避の円買い

・米金利の低下に伴うドル売り圧力の増加

(連日の株安により世界経済の減速懸念が増大。これにより米債買い圧力が増加。米10年債利回りは前日記録した約3年6ヵ月ぶり高水準3.20%から2.94へ急低下した事でドル売り圧力が増加した)

・原油先物価格(WTI)が軟調に推移

(本邦貿易赤字の拡大懸念が後退した事により円売りの巻き戻しが勃発)

これによりドル円は東京時間お昼にかけて、この日の安値129.80円を記録しました。

 しかし、心理的節目である130円で押し目買い意欲は根強く、何度も反発を見せます。

反発する要因は以下5点を思考します。

・株式市場が一旦の底をついた可能性が上昇
(米主要株価指数が前日比プラス圏を維持)

・世界的なリスクオフにより、資産現金化需要が高まる事へのドル買い

・ロシア・ウクライナのヘッドラインによるユーロ売りドル買い

・米当局者によるタカ派発言

ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁:「6月および7月会合でそれぞれ50bpの利上げを実施することは理にかなっている。」

クリーブランド連銀メスター総裁:「75bpの利上げの可能性を永遠に排除することはない。」

これらが支援材料となり、ドル円はNY時間の引けにかけて130.40円近辺を推移していました。

***

◆本日のドル円相場の予想と戦略◆ 

ドル円は直近高値131.35円をトップに反転。昨日は129.80円まで下落しました。しかし130円アンダーでは押し目買いの圧力が強く、執筆中の現在は130.40円前後まで値を戻しています。

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