アメリカが利上げをすると、仮想通貨の需要が高まる理由。

「金利が上がると途上国通貨がドルに吸収されて、途上国通貨の価値が下がるってどう言う事ですか?その事がなぜ通貨の価値を上がるんですか?」と聞かれた質問の回答です。仮想通貨は今後面白い動きを見せると僕は思います。その理由をお楽しみください!
YS@Investor and Trader 2022.02.20
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読者の皆様、こんにちわ!今回のレターは前回無料記事の続きの話になります。

仮想通貨に投資するとはどう言う事かをお楽しみ頂ければと思います!

(前回の話)

A「金利が上がると途上国通貨がドルに吸収されて、途上国通貨の価値が下がるってどう言う事ですか?その事がなぜ通貨の価値を上がるんですか?全然分からないです。」

YS「頭が混乱してるな。じゃあ一つずつ整理して行こう。今の世界経済で脅威となってるものって何だ?」

「ウクライナ問題ですか?」

「違う違う。あんなモノはちょっと咳をするレベルの話だわ。もっと脅威になってる心臓部だよ。」

「インフレですか?」

「それだ!世界中インフレを抑えるのに各中央銀行は必死だ。」

「アメリカは利上げ回数、とバランスシート縮小をいつ始めるか未だ公に公開してないですしね。」

「じゃあ次だ。インフレを抑える為に、アメリカは利上げやバランスシート縮小などの策を採るがこれを実行する為には前提条件が必要なんだ。それは何だ?」

「国内経済の活性化です!」

「その通り!国内経済が活性化していないと、いくら中央銀行でも策を実行できない。無闇矢鱈と策を実行したら、経済のバランスが損なわれ今まで築いてきたモノが崩れてしまうんだ。じゃあ途上国や経済力が弱い小国はどうだ?2020年にアメリカが行った天文学的な数字の量的緩和が原因で起ったインフレ。これに十分耐えられる自国経済は強固か?」

「アメリカほど強くないですよね。」

「そう。更にアメリカが利上げを行う事によりドルの価値はどんどん上がっていく。途上国や小国は自国経済の力が弱い為、自国通貨より主軸通貨のドルを使用している。FRBの決定が間接的に途上国や小国にインフレを巻き起こしてるのはこの為だ。」

「自国通貨使わないんですね....。」

「使わないんじゃない。使えないんだよ。自国に信用がない以上、自国通貨の価値が上がらないんだ。自国通貨が通貨としての役割を果たさないんだよ。だからドルを使って売買する。ロシアに行った事あるか?ルーブルなんてほとんど使えないぞ。ドル決済が中心だ。」

「えぇっ。日本じゃ考えられないですね。日本は逆に円が使われてて、他国通貨使えないですもんね!」

「通貨って面白いだろ?アメリカの利上げは途上国の自国通貨価値を下げるんだ。ドルが主流になっている途上国はインフレに悩まされる。そのインフレ問題を抑える策の1つが仮想通貨を使った決済だよ。」

「ちょっと整理しますね。間違ってたらアドバイスもらえます?」

「いいよ!感想聞かせてくれ。」

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