円キャリートレードは依然として堅調。PCEデフレーターと月末会合の展望レポートはドル円150円の壁を越える材料になるか?

2023.10.23 ~ 2023.10.27までの為替情報について、ファンダメンタルとテクニカル両面でお届けする週報です。
YS@Investor and Trader 2023.10.22
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『YSのドル円観測日記』は為替に特化した内容を、日々のトレードの参考になるようファンダメンタル・テクニカル両面から考察するメディアです。

無料版では月曜日にテクニカルとファンダメンタルの両面から、先週の動きと今週の予想をまとめた週報を掲載しています。

しかし多くの要因によって予想は転換しています。有料版(サポートメンバー)は週報で立てた予想を状況に合わせて軌道修正。新しい情報を共有できる空間をDiscordサーバーで配信しております。週報でまとめたシナリオが変わった際も即座に対応しています。¥2,000 / 月で参加できます。ぜひご検討ください!

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▼先々週の考察の振り返り

〈先週の週報〉

◎先週の予想

・4時間足の上昇トレンド転換が確認できれば、150.15を目指す流れが想像できるため、これに乗っていきたい。

・4時間足上昇波の押し目をしっかり待つ事!1時間足の上昇トレンド転換からロングエントリーを仕掛けていく。

◎結果

 ・1時間足でエントリーシナリオは成立したが、不可解な急落めだった事から上昇できず。急落後の週後半は大きな動きはなく、149.6~9の間で小幅なレンジを形成。切り上げの動きが出る中で、上昇圧力が高い値動きが見えつつもブレイクアウトできず週が引ける。

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▼先週のドル円動向の主なテクニカル&ファンダメンタル材料

⚪︎週前半

(テクニカル)

・先週の週報掲載の4時間上昇トレンド転換からの押し目を1時間上昇トレンド転換から狙うメインシナリオが成立。

・149.6付近からロングエントリーが可能であったが、ニュースによる急落の動きで1時間直近安値を下抜けてしまう。(詳細は以下ファンダメンタルにて)

・急落後、スパイクの動きから急上昇で週中盤に再度上昇トレンド転換。買い圧力は依然として強い様子。

(❶画像参照)

❶

先週の動向予想戦略。

先週の動向予想戦略。

結果動向

結果動向

結果動向2

結果動向2

(ファンダメンタル)

中東情勢の緊迫化による地政学的リスクの高まり。これにより金融市場はリスク回避ムード。(教科書通りの動き)

・米金利低下に伴うドル売り圧力の上昇

これらを材料にドル円は週間安値148.75円を記録する。

⚪︎週後半

(テクニカル)

・週前半の急落からスパイクの動きで、1時間足が再度上昇トレンド転換で先週メインシナリオに回帰。

・15分足下降→上昇トレンド転換でロングエントリーは可能な動き。しかし上昇圧力は思ったほど強くなく、ターゲット到達前に15分足が下降トレンド転換、その後の上昇の試しも弱く決済で微益撤退がマストな動き方。

・その後は149.6~9の価格帯でレンジ形成。レンジ上限で上昇トライアングル形成も、騙しの急落でブレイクアウトには至らず。

先週後半の動向予想

先週後半の動向予想

動向結果1

動向結果1

動向結果2

動向結果2

(ファンダメンタル)

・金利差に着目した円キャリートレードが活発である事

・米経済指標の良好な結果

 🇺🇸9月小売売上高(結果:+0.7% 予想:+0.3%)

 🇺🇸9月鉱工業生産(結果:+0.3% 予想:±0.0%)

 🇺🇸新規失業保険申請件数(結果:19.8万件 予想:21.0万件)

 🇺🇸9月中古住宅販売件数(結果:396万件 予想:389万件)

・中国経済指標が良好

中国経済が不動産機器によるデフォルト懸念が高まるも経済指標が良好だった為、悲観論の後退し市場心理が改善された)

・FRB当局者のタカ発言

 ウォラー理事:「経済の強さが持続する場合、より高い金利が必要になる可能性が高い」

 ボウマン理事:「インフレ率は低下してきたが依然として高すぎる」

 ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁:「インフレに関してはまだ勝利宣言をするつもりはない」

 パウエル議長:「力強い経済に関する追加的な証拠が得られれば利上げに値する可能性あり」「インフレは依然として高過ぎるため、更なる進展が必要」

・米金利上昇に伴うドル買い圧力の上昇。🇺🇸10年債利回りが5.00%まで急上昇

・植田総裁のハト発言「粘り強く金融緩和、賃金上昇を伴う2%の物価目標実現を目指す」

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▼今週の為替の見通し

今週のポイント

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続きは、1821文字あります。
  • ◯今週のファンダメンタルポイント
  • ◯各時間軸における今週のテクニカルポイント

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