【週報】先週(5/30 - 6/3)の振り返りと今週(6/6 - 6/10)の戦略

ドル円相場を軸に先週起こった出来事や今押さえておくべきポイント。来週のチェックポイントをまとめた週報をお届け!
YS@Investor and Trader 2022.06.06
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今後とも、「YSの為替羅針盤」をよろしくお願い致します!

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目次

  • 先週のドル円のポイント

  • 先週(5/30 - 6/3)の考察

  • 来週(6/6 - 6/10)の予想

***

◯先週のドル円のポイント◯

〇先週のドル円は、週初に126.86円まで下落するも、🇨🇳上海市のロックダウン解除を皮切りにリスク選好の回復相場に突入。🇺🇸経済指標の好感も相まった事で米長期金利が上昇。ドル円は心理的節目を次々に突破し高値圏を目指す動きに変化。

〇米雇用統計も無事突破。ISM非製造業景況指数も予想を下回るもドル円は上昇。130.99円を記録。

〇テクニカル的にみて地合いは回復傾向。ファンダメンタル的にも🇺🇸経済の悲観論が後退した事で、日米金融政策の方向性の違いが再び為替相場のメインテーマになる。

***

◯先週(5/30 - 6/10)の考察◯

先週のドル円は、週初早々に週間安値126.86円まで下落しました。しかし、売り一巡後に短期上昇トレンドが生成。週末には130.99円を記録。高値圏を超越していきました。

先週の動きを細かく見てみましょう!

【週初〜週中】

週初早々、126.86円まで下落したドル円でしたが、🇨🇳上海市のロックダウン解除のポジティブサプライズで流れが変わりました。

・🇨🇳上海市のロックダウン解除

(2ヵ月間続けたロックダウンを6/1に解除➡︎中国経済を巡る過度な悲観論が後退)

⬇︎

(市場心理が改善されリスク選好の円安➡︎クロス円が上昇(資源国通貨を中心に買注文が伸びる)(ECBのタカ派スタンスによるユーロ買い)➡︎ドル円もこの流れ連れられて上昇)

・月末・月初の為替公表相場による実需のドル買い・円売り

・FRBのバランスシートの圧縮開始

(計8兆9000億ドルに膨らんだバランスシートの圧縮を6/1よりスタート。当初の月間上限は米国債が300億ドル、エージェンシー債と住宅ローン担保証券が175億ドルの計475億ドル)

(ドル需要が高まる中、市中のドルを回収する事で通貨価値が高まる)

・🇺🇸経済を巡る過度な悲観論が後退し始める

(昨日発表された🇺🇸3月ケースシラー住宅価格指数、🇺🇸5月シカゴ購買部協会景気指数、🇺🇸5月コンファレンスボード消費者信頼感指数が市場予想を上回る結果となる事)

・🇺🇸5月ISM製造業景気指数が良好

(結果56.1、予想54.5)

(リセッション懸念など米国経済を巡る過度な悲観論が後退する)

・上記を材料に米長期金利が急上昇

(米10年債利回りは2.94%まで急上昇)

ドル円は心理的節目である128円、129円を簡単に突破していき、6/2には130円の壁も超えました。

【週中〜週末】

週中のドル円は、重要指標(🇺🇸雇用統計、🇺🇸ISM非製造業景況指数)の発表、並びに雇用統計の発表を控えたポジション調整の動きが見られました。

🇺🇸5月ADP雇用統計の冴えない結果(結果+12.8万人、予想+30.0万人)を皮切りにドル円は下落傾向。

週末にかけて🇬🇧市場が休場。🇨🇳🇭🇰市場も休場する事も織り込まれる動きでした。

しかし、FRB当局者のタカ派発言が🇺🇸長期金利の下落を支え、間接的にドル円の底値を支えます。

ウォーラー理事:「9月以降も50bpのペースで利上げを継続する可能性」

サンフランシスコ連銀デイリー総裁:「政策金利を中立水準にする必要がある」「年末までに2.50%に引き上げたい」「リセッションに陥るとは思わない」

セントルイス連銀ブラード総裁:「会合ごとに50bpの利上げは良い道筋」「迅速に利上げを行うべき」

ブレイナード副議長:「9月に利上げを休止する理由を見出すのは極めて難しい」

その結果、ドル円は心理的節目である130円を再び突破。これに伴い、仕掛け的なドル買い・円売りが再び始まります。

ADP雇用統計が冴えない結果だった為、週末の雇用統計も心配されましたが、無事に通過しました。

(非農業部門雇用者数は前月比39万人増)

(失業率3.6%と4月から横ばいで低水準)

(労働参加率62.3%と依然として労働力不足の状態)

(平均時給は前年比5.2%増と伸び率は鈍化傾向であるが、依然として高い水準)

その後、ISM非製造業景況指数が発表されたが、結果は予想を下回るものとなった。

🇺🇸重要指標発表後にドル円を大きく上昇させたのは、原油市場でした。

この日の原油先物市場は、直近の高値が更新されました。これにより、資源国通貨需要が後退、円売りも同時に加速し、ドルの需要が一気に高まりました。

(原油先物価格上昇に伴う本邦貿易赤字の拡大懸念が増加➡︎構造的な円売り圧力増加。資源国通貨の売り圧力増加)

これらの事から、ドル円は週末にかけて、週間高値130.99円を記録しました。

***

◯今週(6/6 - 6/10)の予想◯

ドル円は、5/24に記録した直近の安値126.36円をボトムに反発。先週末にかけて一時130.99円まで上昇しました。

直近1ヶ月を見ると、5/9に131.36円を記録。5/24に126.36円を記録。6/3に130.99円を記録。という5円下がって、4.63円上がるというボラティリティの高い相場展開を見せてます。

テクニカル的に見ると、ドル円の地合いは非常に強い状態を表しています。

・強い買いシグナルを意味する単純移動平均線のパーフェクトオーダーが継続してる状態

・ボリンジャークロスがドル円上昇を示唆。%Bも高値域を推移

・一目均衡表において、転換線(青)と基準線(赤)がゴールデンクロス。遅行スパン(緑)も雲を超える。

日足においても、同条件が揃えば、ドル高円安の動きはもう一段階強まると考えられます。

ファンダメンタル的に見ても、🇨🇳上海市のロックダウン解除を皮切りに🇺🇸経済衰退懸念が縮小した事で、市場のテーマは再び日米金融政策の違いがメインテーマとなりつつあります。

・米経済を巡る過度な悲観論の後退

(🇺🇸経済指標が良い事から🇺🇸経済のリセッション懸念が後退)

・FRBによる金融引き締め

(8兆9000億ドルまで膨らんだバランスシートの圧縮が開始。)

(FRB当局者によるタカ派発言により9月以降も利上げが観測)

・日銀による金融緩和政策の長期化

(若田部副総裁:「金融緩和の粘り強い継続によって着実に経済の好循環を支え、賃金が上がっていく環境を維持することが必要になる」「ちゅうちょなく必要な追加的措置を講じることも排除すべきではない」との事)

・上記を背景とした日米金融政策の方向性の違い

(日米名目金利差拡大に伴うドル買い・円売り)

・資源価格が再び上昇し始めた事による本邦貿易赤字の拡大懸念

(経常収支悪化に伴う構造的な円売り圧力)

以上の事から、ドル円は再び上昇姿勢を続けるのではないかと考えます。


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