パウエル議長が0.5%の利上げ検討!ドル需要再び再熱。円安は容認か!?(2022/4/22)
繰り返しのご挨拶
読者の皆様、こんにちわ。
繰り返しになりますが、5月9日より「YSの為替羅針盤」は情報発信の内容や形態を大きく変更致します。
特に有料読者の方は、詳しい情報を下記に添えさせて頂いてます。以前から既存の有料読者様は、こちらの都合で恐縮ですが一時強制解約とさせて頂く等の内容もございます。
確認の程、よろしくお願い致します。
(有料読者の方に提供する情報がまとまりました!下記内容を更新しておりますので、今一度ご確認のほど、よろしくお願いいたします!)
◆今日抑えておくべきポイント◆
〇ECBのデギンドス副総裁のタカ派発言によりユーロ需要が高まりドル、円共に売られる場面が東京時間引け後に見られる。
〇ドル円は日米財務相会談の警戒感から東京時間の引けからロンドン時間の寄りつきにかけて127.81円まで下落するも、パウエル議長の次回FOMCでの0.5%利上げ検討発言に128円台前半まで戻す。
〇NY時間引けにかけて、米長期金利が復活上昇。これによりドル需要が上昇。ドル円ポジション持ち直し。 〇テクニカル、ファンダメンタズ共にドル需要をサポート。世界的円安により、円独歩安加速。
◆昨日のチェック項目◆
・パウエル議長とラガルド総裁のIMFパネル討論
➡️パウエル議長「5月会合では0.5ポイントが選択肢に入るだろう」「インフレ率を2%に戻すべく金融政策手段を活用することに、われわれは全力で取り組んでいる」と利上げに前向きなタカ派発言。米長期金利は上昇し、ドル需要再熱。テック株を中心に株価急落。
➡️ラガルド総裁は「成長を巡るリスクは下向きに傾いており、今後(見通しが)さらに引き下げられる可能性がある」とロシアによるウクライナ侵攻が家計や企業に重くのしかかる中、成長見通しをさらに引き下げなくてはならない可能性があると述べた。
(米国と欧州の金融政策の方向性の違い(日本ほどではない)がユーロ売り、ドル買いの需要を呼ぶ!?)
・鈴木財務相とイエレン米財務長官の日米財務相会談
➡️鈴木財務相「イエレン財務長官と金融市場の動向、特に最近のドル円相場の動きについても議論をした。私からは直近の円安がやはり急激だということを数字をもって示した。そのうえでこれまでのG7やG20における為替に関する合意を維持しつつ、為替の問題に関して、日米の通貨当局の間で緊密な意思疎通をはかっていくことを確認した」と為替による日本経済不安発言
イエレン財務長官「相場についてもコメントしないから、介入とかなんとかについても、それはコメントしない」とそんな事知らんとのデフォルト発言
◆昨日のドル円相場の特徴◆
21日のドル円相場は堅調で底堅い動きを見せました。

東京時間午前中にかけてドル円は上昇しました。上昇要因は、以下5点と推測します。
・米当局者によるタカ派姿勢
(サンフランシスコ連銀デイリー総裁が前日のNY時間外に「5月にバランスシート縮小を発表することも可能」と発言)
・日銀の金融緩和
(指値オペを連日で実施)
・日米間の金融政策格差が生むドル買い円売り
・ロシア・ウクライナのヘッドライン
(資源価格上昇による本邦貿易赤字の拡大懸念→ドル買い円売り)
・株価市場の堅調な推移によるリスク先行によるクロス円ポジション取り
これによりドル円はこの日の高値128.63円を記録しました。 しかし、ロンドン時間に入ると反発の動きがありました。 (以下2点が要因)
・日米財務相会談を前にアメリカ側からのドル高牽制へ警戒感が高まる事をきっかけにポジション調整の反落が開始。
・同タイミングで、ECBデギンドス副総裁が「7月利上げの可能性はデータ次第」とタカ派発言
これにより欧州債利回りが上昇。ユーロ買いの圧力が強まりました。





売り一巡すると、ドル円相場は再び買い相場に入ります。要因は以下5点。
・日本国内の輸入企業による実需のドル買い
(下がったところで買う。押し目買い圧力が増加)
・パウエル議長のタカ派発言
「5月FOMCで50bpの利上げを検討する」
・セントルイス連銀ブラード総裁のタカ派発言
「75bpの利上げは過去にある」
・米金利上昇に伴うドル需要のたかまり。
・世界的な円安黙認
(鈴木財務相によるG7財務相・中央銀行総裁会議での円安に対する訴えにも係わらず各国からの反応なし→共同声明に為替の安定が盛り込まれない)
↑今日(4/22の朝方はこのニュース展開だったが、午後に協調会議に前向きという情報が流れる。もしかしたら、メディア側の為替操作と考えるも、万一アメリカ側が本当にその姿勢であるとも考えられる。)
これによりドル円は、NY時間朝方には128.70円を記録しました。
◆本日のドル円相場の予想と戦略◆
ドル円はポジション調整で一時127.47円まで下落しましたが、再び底堅い動きが続いております。
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