【週報】先週(4/11 - 4/15)の振り返りと今週(4/18 - 4/22)の予想と戦略
繰り返しのご挨拶
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◆先週と今週のドル円のポイント◆
〇今週のドル円は週初から週中にかけて、黒田ライン突破後の様子を伺う場面があるも、週末にかけて2約20年ぶり高値となる126.68円まで急伸
〇日銀の円安許容姿勢とFRBのタカ派姿勢は強調を増すばかり。日米名目金利の拡大が強固になる。
〇ECB理事会にてラガルド総裁がハト派姿勢へ転換。ユーロ経路のドル買い圧力強。
〇ドル円のテクニカル的地合いは極めて強い、ファンダメンタルもドル高・円安トレンドの継続の材料は増すばかり。
〇来週の予想レンジ:125.50円 - 127.70円
◆先週(4/11 - 4/15)の考察◆

今週のドル円は、週初早々に週間安値124.00円まで下落しました。しかし上昇トレンドライン下限で跳ね返り、ボックス相場を上下後、週末には約20年ぶり高値となる126.68円まで急伸しました。今週の流れを確認していきましょう!
週初
週初早々、週間安値124.00円まで下落したドル円はその後、黒田ラインを目指す力強い上昇を見せました。ドル円上昇の材料が多く揃ってる中で、材料に強みが増した事でドル円は黒田ライン(125.86円)を簡単に突破していきました。
材料増加の要因は以下5点と考察します。
・黒田総裁のハト派発言
「必要なら躊躇なく追加緩和」
・日銀大阪支店長および日銀名古屋支店長の円安容認発言
「円安は全体的にプラス」
・米3月の消費者物価指数の良結果
(結果+8.5%、予想+8.4%、※前年比)(1981年12月以来、約40年4ヵ月ぶり高水準)
・FRBブレイナード理事のタカ派発言
(前回よりはややハト派寄りのタカ派発言)
「6月にバランスシート縮小に着手する可能性がある」
・黒田ラインとして意識されていた125.86円の突破したことによる投機筋の仕掛け買い
(ドル買い・円売り)
週中
ドル円が黒田ラインを突破したことで、政府当局者たちが動きはじめます。
・鈴木財務相、松野官房長官による円安牽制発言
「悪い円安と言える。大変問題である。」
・投機筋の黒田ライン突破による心理的レジスタンスの調整による戻り売り圧力増加
これによりドル円は、週形成のレンジ相場(125.10円 - 125.60円)の下限まで下落していきます。しかし、ドル円上昇の材料が豊富であるため、ドル円は再び上昇を見せます。
週末
ドル円は週末にかけて、週間高値を記録しました。週末は欧州市場からのユーロからドルの動きが特に強かったです。米経済指標(米4月のミシガン大学消費者信頼感指数良好(結果65.7、予想59.0))も力強い結果を出しました。
特に下の2点はドル円の上昇に大きな影響を与えました。
・米長期金利の爆進
(米10年債利回りは2018年12月以来となる2.83%へ急上昇)

・原油先物価格の急上昇
(貿易収支悪化に伴う円売り圧力)

これにより、ドル円は週末にかけて、約20年ぶり高値となる126.68円まで急伸しました。
◆今週(4/18- 4/22)の予想◆
ドル円はわずか3ヵ月弱で13.21円上昇するなど、歴史的な急騰劇を繰り広げてます。
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- ◆今週(4/18 - 4/22)の戦略◆
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