(2022/4/15)ECBがタカ派からハト派へ転じる!ユーロはドルに流れ、ドルの一人勝ち!
読者の皆様、こんにちわ。
繰り返しのご案内になりますが、4月より「YSの投資羅針盤」は「YSの為替羅針盤」と名前を改めさせて頂きました。
今後は、為替に特化した情報をお届けする運びとなります。
5月9日より「YSの為替羅針盤」は本格始動していきます。(現在は変更調整期間で読者の方の反応を学ばせて頂いてます。)
有料読者の方に提供する情報がまとまりました!下記内容を昨日更新しておりますので、今一度ご確認のほど、よろしくお願いいたします!(特に既存の有料読者の方は必読お願い致します。)
◆今抑えているポイント◆
〇ドル円は東京時間引けにかけて125.11円まで上昇するもNY時間午後にかけて126.00円まで下落。
〇原油価格上昇、米長期金利の上昇によりユーロ経由のドル買い目立つ。
〇ECB理事会にて、ラガルド総裁はハト派姿勢を強調。
〇その後はイースター前ポジション調整に1.0829前後まで持ち直す動き
〇テクニカル的に見るとドル円の地合いは極めて強く、ファンダメンタル的にもドル円続伸の材料は豊富。
〇ドル高・円安トレンドの継続をメインシナリオとして予想
◆昨日のチェック項目◆
・米4月ミシガン大学消費者信頼感指数
現在景況感68.1(予想67.0・前回67.2)
先行景況感64.1(予想53.6・前回54.3)
1年インフレ期待5.4(予想5.6%・前回5.4%)
バイデン大統領はが原油の備蓄を取り崩したため、消費者信頼感の上昇につながったと思考。為替に大きな変化は特になし。
🇺🇸ミシガン大学消費者態度指数・速報値とは
ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが実施する消費者のマインド調査を指数化したもので、速報は300人、確報は500人を対象に調査を行ってます。数値が上がることは、消費者の購買意欲の高まりから、景気向上とされ、ドルは買われやすくなります。


・クリーブランド連銀メスター総裁講演
「われわれが意図するのは、抑制された供給に見合ったレベルに需要を近づけるのに必要なペースで景気支援を縮小することであり、それによってインフレを制御しながらも経済活動の拡大と健全な労働市場を持続させる」とFRBのタカ派姿勢の鎮静化を狙う様な発言。為替への大きな影響は特になし。
◆昨日のドル円相場の特徴◆
14日のドル円相場は再び高値を狙う急上昇を見せました。


東京時間からロンドン時間の朝方にかけては上昇と言うよりかは、じわじわ下がる展開が見られました。要因としては、以下4点を考えます。
・今までの急ピッチなドル円上昇に伴う反動売り (3ヵ月弱で約13円の急騰劇を見せてるドル円の調整)
・東京時間からロンドン時間にかけて米金利が低下した事に伴うドル売り圧力
・当局者による円安牽制
・イースター休暇(イギリスを始め、欧州主要国、NY市場が休場)に向けてのポジション調整
これにより、東京時間からロンドン時間の朝方にかけて、ドル円はこの日の安値125.11円まで下落しました。
ロンドン時間に入ると、ドル円は動き始めます。
・ロシア・ウクライナのヘッドライン(対露制裁強化の思惑)
・エネルギー価格上昇に伴う欧州経済の先行き不透明感
・タカ派に舵を取りたいECBも今回の理事会ではハト派を強調
(ECBは政策金利の据え置きを決定すると共に、資産買い入れ終了時期についても従来の方針を維持。)
(利上げについては資産買い入れ終了後一定期間が経ったあとに着手する方向性を示す)
・ラガルド総裁のハト派発言
「利上げは資産買い入れ終了後、一定期間経った後に行う。一定期間とは「数週間から数カ月」になる可能性もある。」
「量的引き締めについての議論は時期尚早。」
これにより、アメリカとEUの金融政策格差が再熱。米金利は上昇し、ドル買い圧力が強まったことから、対ユーロでのドル買い圧力が強まりました。
NY時間では米経済指標の良好な結果が目立ちます。
・米小売売上高は前月分が大幅に上方修正。(自動車を除く数値が市場予想を上回る)
・米4月ミシガン大消費者信頼感指数も市場予想を上回る力強い結果
・原油先物価格が急上昇
(本邦貿易赤字の拡大懸念が広がり、円売り圧力が増加)
・米金利上昇に伴う多方面からのドル買い圧力増加
(米10年債利回りは2.65%から2.83%へ急上昇)
これらが支援材料となり、NY時間午後にかけて、ドル円はこの日の高値126.00円を記録しました。引けにかけて反落するも、現在は126円を大幅に上回る価格を推移しています。
◆本日のドル円相場の予想と戦略◆
ドル円は一時125.11円まで下げましたが、ECB理事会の発表が起爆剤となり、米国勢参入後に126.00円前後まで上昇しました。
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