中銀イベント無事通過。ボラ弱の為、為替介入見送り。ドル円上昇トレンド再開か!?
『YSのドル円観測日記』は為替に特化した内容を、日々のトレードの参考になるようファンダメンタル・テクニカル両面から考察するメディアです。
無料版では月曜日にテクニカルとファンダメンタルの両面から、先週の動きと今週の予想をまとめた週報を掲載しています。
しかし多くの要因によって予想は転換しています。有料版(サポートメンバー)は週報で立てた予想を状況に合わせて軌道修正。新しい情報を共有できる空間をDiscordサーバーで配信しております。週報でまとめたシナリオが変わった際も即座に対応しています。¥2,000 / 月で参加できます。ぜひご検討ください!
▼先々週の考察の振り返り
〈先週の週報〉
◎先週の予想
① 本命は、週初めに上昇トライアングル上限の147.86ラインをブレイクアウトし、150円を目指していくかまずここを注目。
② 一方、トライアングルからのブレイクアウトが失敗し147円を下回ってきた場合は、目線が一度リセット。(日足上昇チャネルも下抜いてきた場合は短期ショート戦略が有利となりそうです。)
◎結果
・9月20日(水)にトライアングルブレイクアウトシナリオが成立。上昇したが利確ラインまで到達せず急落。
・週後半は4時間足規模のトレンドが目まぐるしく変わる気迷い相場となり、トレードが難しい相場が続いた。
・金曜日に4時間規模の下降トレンド転換が再度発生したが、戻り売りが入らず直近高値148.46付近で今週が引ける。
前回の週報通り、ブレイクアウトシナリオが水曜日に成立した事でロングエントリーができるポイントがありましたが利確ポイントまで至らず急落。(おそらく建値撤退や損切りになったかと思われます。)その後は4時間足規模のダウの目線が↓ ↑ ↓と目まぐるしく入れ替わり、週の後半の中でテクニカル的にエントリーできるポイントはほとんどない相場となりました。金曜日の急落で、木曜日初めに作った上昇トレンド転換の起点を下抜き、現状下目線という状況ですが、戻しから戻り売りが入る兆候も見られず、4時間下降トレンド転換起点ラインである148.46高値ラインまで肉薄してきています。
日終了時点での各時間足での目線:月足 ↑ 週足 ↑ 日足 ↑ 4時間足 ↓ 1時間足 → 15分足以下 ↑
▼先週のドル円動向のファンダメンタル材料抜粋
週初〜週中
● 18日(敬老の日)連休明けによる本邦輸入企業のドル買い・円売り
● FOMC &パウエル議長のタカ派結果
→政策金利は2会合ぶりに据え置き
→SEPは19人中12人が年内あと1回の追加利上げを予想
→2024年末時点の中央値は前回集計時点の4.6%から5.1%へ大幅上方修正
→パウエル議長「年内2回の会合であと1回の利上げの見込む」「米国経済が予想より強ければさらに行動する必要がある」etc
● 長期金利が急上昇
→🇺🇸10年債利回りは4.51%まで急上昇(2007年11月以来)
● 直近高値突破に伴う仕掛け的なドル買い・円売り圧力の上昇
etc
週中〜週末
● 口先介入及び介入への警戒感高まりによる心理戦
政府高官による円安牽制発言
→松野官房長官「為替の過度な変動にはあらゆる選択肢を排除しない」
● FOMC後に控えている日銀金融政策決定会合に向けたポジション調整
● 日銀金融政策決定会合後のドル円急騰→再び円売りフェーズへ
→ 日銀金融政策決定会合では、今まで通り金融政策の現状維持が決定(景気判断、見通し、ガイダンスの全てに変更なし)
→ 植田総裁のハト発言「必要があれば躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる」「2%の物価目標の安定的持続に必要な時点まで現行緩和を維持する」
読売新聞が報じたインタビュー記事に関しては、マイナス金利解除に向けて動きを強めたために、青の発言を行ったわけではないと否定。
etc