[週報]先週の振り返りと今週の戦略
❷ FOMCがサプライズなく無事通過した事でドル売り圧力が上昇。128.08円まで急落。
❸ 米雇用統計とISM非製造業景況指数がサプライズとなり週末には週間高値更新。131.21円を記録する。
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目次
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先週(1/30 - 2/3)の振り返り
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今週(2/6 - 2/10)の予想
先週(2/6 - 2/10)の振り返り

先週のドル円相場は、週明け早々🇺🇸WSJニック記者のタカ派記事掲載と米金利上昇に伴ったドル買いにより130.62円まで直ぐに上昇しました。
しかし買い一巡後、
・月末仲値に意識された本邦輸出企業のドル売り
・米経済指標の不甲斐ない結果
10ー12月期雇用コスト指数(結果:+1.0% 予想:+1.1%)
1月シカゴ購買部協会景気指数(結果:44.3 予想:45.0)
1月消費者信頼感指数(結果:107.1 予想:109.0)
1月ADP雇用統計(結果:+10.6万人 予想:+18.0万人)
1月ISM製造業景況指数(結果:47.4 予想:48.1)
・FOMCのサプライズ無しの通過。パウエル議長のハト派とも思えるタカ派発言
「ディスインフレが進行中であることは喜ばしい事だ」「引き締め過ぎは望んでいない」
・米金利低下に伴うドル売り圧力の上昇
米10年債利回りが本年度1/19以来となる3.33%まで急低下。
これによりドル円はFOMC後に安値128.08円を記録しました。
しかし週末に雇用統計とISM非製造業景況指数が市場予想を大きく上回るサプライズとなり、ドル円が急上昇。
1月非農業部門雇用者数(結果:51.7万人 予想:19.0万人)
1月ISM非製造業景況指数(結果:55.2 予想:50.4)
これにより米長期金利が急上昇。米10年債利回りは3.33%から3.55%まで急上昇。ドル円は131.21円の最高値を記録しました。
今週(2/6 - 2/10)の振り返り
週末にかけて、ドル円は131円台前半まで急伸。現在の窓開け後も下落する気配はありません。
この間、ドル円チャートは三役逆転が消失。チャートの形状が好転に転じています。
・日足において一目均衡表の基準線のみならず転換線も軽く上抜け。
・21日移動平均線も強く上抜け。
また、ファンダメンタル的に見ても、
先週末に発表された1月雇用統計および1月ISM非製造業景況指数のサプライズにより、市場コンセンサスが3月、5月のFOMCで共に25bp利上げが織り込まれる状況となりました。
しかしながら、足元の動きはあくまで下落トレンドの過程で見られる一時的な反発と考えています。
なぜなら、
・一目均衡表にてアップサイドに分厚い雲が存在し、ここを上抜けるのは現状では難しいと考える事。

・今回の反発要因がこれまで続いたダウ理論における下落トレンドを打開できるほどの内容でもない事。
・正直、ドル円のトレンド転換?と言えるほどでもないのに、ドル円は上昇しすぎなのでは?さすがに前回高値の134.79円を超える程のものでも無いと思考してる為。
以上の理由から現在の足元の動きは、あくまで今の下落トレンド間で見られる短期的かつ一時的な反発では無いかと考えます。
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