[2023.3.17]米銀11行が合計300億ドルの無保険預金をファースト・リパブリック・バンクに預け入れ!銀行危機一旦和らぐ。
② ECB理事会は金利を0.5bp上昇。スタグフレーション懸念は高まるばかり。
目次
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の予想
◆昨日のチェック項目◆
・🇺🇸2月住宅着工件数 🇺🇸2月建設許可件数
住宅着工件数
結果:145.0万件 予想:133.0万件 前回:130.9万件 前回改定値:132.1万件
住宅着工件数(前月比)
結果:9.8% 予想:0.2% 前回:-4.5% 前回改定値:-2.0%
住宅建築許可件数
結果:152.4万件 予想:138.0万件 前回:133.9万件
住宅建築許可件数(前月比)
結果:13.8% 予想:0.9% 前回:0.1%
・🇺🇸3月フィラデルフィア連銀景況指数
結果:-23.2 予想:-14.8 前回:-24.3
・🇺🇸2月輸出入物価指数
前月比
結果:-0.1% 予想:-0.2% 前回:-0.2% 前回改定値:-0.4%
前年比
結果:-1.1% 予想:-1.1% 前回:0.8% 前回改定値:0.9%
・🇪🇺ECB理事会
政策金利
結果:3.50% 予想:3.50% 前回:3.00%
ECB預金ファシリティ・レート
結果:3.00% 予想:3.00% 前回:2.50%
ECB限界貸出ファシリティ
結果:3.75% 予想:3.75% 前回:3.25%
・🇪🇺ラガルド総裁記者会見
「ユーロ圏の金融システムは盤石だからインフレ退治を優先。」
「われわれが想定する基本シナリオが確認され、それが持続するならば、さらなる行動が必要だ」
◆昨日のドル円相場の特徴◆
16日(木)のドル円は方向性が見出しにくい動きとなりました。
日本時間の朝方、クレディ・スイスがスイス中銀より最大500億スイス・フラン(約7兆1500億円)を借り入れる事が報道が流れた事でリスクオフが一旦後退。安堵感からドル買いが進み、ドル円は日本時間朝方133.49円まで上昇しました。
しかしその後、
・ゴールドマンサックスによるリセッション確率の引き上げ報道
・世界株式市場が軟調推移
(リスク回避の円買い圧力強まる)
・米金利低下に伴うドル売り圧力の上昇
・米経済指標の予想を下回る結果
これらに加えECB理事会での50bpの利上げ
(米銀の連鎖破綻やクレディ・スイスの経営が不安視されている中、ECB理事会が当初想定通りの利上げを行った事でリスク回避の動きを見せる)
これらが要因となりドル円は高値から大きく下落。131.74円を記録しました。
しかしその後、複数の大手銀行が🇺🇸ファースト・リパブリック・バンクへの300億ドル支援が決定した報道を受けた事で株価市場並びに債権市場、オプション市場、為替市場が大きく反発。
米国時間午後にかけて、ドル円は再び133円後半をマークしました。引けにかけて下げるも動きは限定的です。
◆今日のチェック項目◆
・🇺🇸2月鉱工業生産
・🇺🇸2月設備稼働率
・🇺🇸2月景気先行指数
・🇺🇸3月ミシガン大学消費者信頼感指数
◆本日のドル円相場の予想◆
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