[2023.1.10]NY連銀が期待インフレ率低下を発表!ドル円弱腰モード。FRB当局者のタカ派発言も響かず。

❶ 米長期金利の低下に伴いドル円131.32円まで下落するも、欧州時間に132円回復。
❷ NY連銀による期待インフレ率の低下により、米国時間で再度下落。132円割れ。
❸ 日米金利差縮がメインテーマ化。ドル買い円売り地合いは更に強まる。
YS@Investor and Trader 2023.01.10
誰でも

目次

  • 昨日のチェック項目

  • 昨日のドル円相場の特徴

  • 今日のチェック項目

  • 本日のドル円相場の予想

***

◆昨日のチェック項目◆

特になし

***

◆昨日のドル円相場の特徴◆

週明け9日のドル円は冴えない動きを見せました。

・先週末金曜日に発表された米12月の雇用統計における平均時給が市場予想を大幅に下回った事。

(結果:+4.6% 予想:+5.0% 前回:+4.8%)

・米12月のISM非製造業景況指数が基準値50を割り込んだ事

(結果:49.6 予想:55.1 前回:56.5)

上記2点が米長期金利を急落させた事でドル円は下落。

米株式市場も堅調な動きによりリスク先行のドル売り(ドルで株を買う(通貨が売られて、リスクアセットの需要が上がる))が再開した事により、昨日の日本時間は米国時間の流れを引き継ぐ形でドル円下落。131.32円を記録しました。

しかしその後は、

・米長期金利の反転上昇(いつものやつです)

・投機短期筋によるドル円ショートカバー

これらが支援材料となり、欧州時間に132.65円まで回復します。相変わらずボラティリティは激しいですね。

その後、米国時間に入ってくると、再び大きな動きがありました。

この日、ニューヨーク連銀は期待インフレ率が1年後に低下することを予想しました。

この報道により米長期金利が再低下。この間、FRB当局者のタカ派発言があったものの、ドル円の反発は限定的でした。

アトランタ連銀ボスティック総裁:「FF金利を5.00%ー5.25%にまで引き上げ、そこで一時停止することを望む」「5%超で金利を長期間維持することが望ましい」
サンフランシスコ連銀デイリー総裁:「次回FOMCでは25bpと50bpの両方が議題になる」「ピーク金利は5.00%を超える水準になる可能性が非常に高い」

ドル円は、FRB当局者の意見よりも金利低下の流れに引っ張られる様な形で下落。米国時間の午後に131.62円まで値を下げました。

***

◆今日のチェック項目◆

・パウエル議長発言

***

◆本日のドル円相場の予想◆

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