12/1(水)の為替市場のまとめ
オミクロン株感染者米国上陸報道で景色が一変
12/1(水)の為替市場は日本時間の早朝にあった米上院銀行委員会の急円高の買い増しからスタートしました。
12月のアノマリーはクリスマス商戦により株並びに資源通貨が買われる傾向があります。
チャートからも分かるように、豪ドル、NZドル、カナダドルは日本時間オープンと同時に買われて行きました。出だし好調ですね!ところがロンドン市場オープンと同時に、円がゆっくり買われて行きます。
NY市場においては、昨夜に引き続き米上院銀行委員会、パウエルFRB議長とイエレン財務長官中心の討論会が開催されました。
昨日の議論と同様、テーパリングのラップと利上げ時期の繰り上げを強調されました。
パウエルFRB議長は米下院金融サービス委員会でインフレリスクに言及し、インフレが定着しないように手段を講じる考えを再表明しました。
「次回FOMCでのテーパリング加速を検討するのは適切」と改めて語りました。
またウィリアムズNY連銀総裁は米紙のインタビューで「FRBはテーパリングの加速に取り組むだろう」「オミクロン株感染が拡大した場合、物価上昇の原因となっている混乱がさらに深刻化する可能性がある」との見方を示しました。
委員会が始まるとNY市場に入ると全般円買いが先行しました。米国株式市場は昨日の反発でスタートしたので、米国債は売りが先行してました。
ところが米国で新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染者が初めて確認されたと伝わると、景色が一変。株が失速し、米国債券一転買いへと流れが変わりました。
その結果、米国10年物国債利回りは前営業日比0.04%低い(価格は高い)1.406%で終えました。米国10年債利回りが低下に転じたことも相場に影響し、ドル円は一時112.67円と日の安値を更新してしまいました。
感想
日本でもオミクロン株感染者が出たことから、アメリカもいつかは出るだろうなと思ってましたが、何とタイミングの悪い事か。利上げ時期を早める決定打の議会とタイミングを被らせるかね....。しかしこれでインフレ率は下がっていくでしょうね。直近では債務上限問題ですが、これは問題ないだろうなと感じてます。オミクロン株においても、既にファイザー、モデルナがワクチン開発を始めてます。一時的要因だろうと思ってますが、万一の事も視野に入れておかないとダメですね。
円高によりドル転のタイミングは良い頃合いかなと思います。また今回のオミクロン株報道で株安となっているので、買い増しや新規買いも狙い時ではないでしょうか?
検討を祈ります!
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