FRBは予定通りFF金利を75bp上昇。どうなる日銀金融決定会合?(2022/9/21)
❷ FF金利は予想通り0.75%の利上げ。しかしドットチャートは大幅情報修正。
❸ パウエル議長はタカ派でもハト派でも無い慎重な発言。
❹ その後、ショートカバーによりドル円144円目前まで根を戻す。
目次
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の予想
◆今日のチェック項目◆
・FOMC
✅「委員会は雇用最大化と長期的な2%のインフレ率の達成を目指す」
「これらの目標を支援するため、委員会はFF金利の目標誘導レンジを3.00-3.25%に引き上げることを決定し、目標誘導レンジの継続的な引き上げが適切になると予想する」
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「インフレ率を2%目標に戻す。FRBはその手段があり、インフレの縮小に強く取り組む。」
「労働市場はより良い状態になってきてる。2021年以降、経済は減速してるが、労働市場はかなり良い。しかし労働市場がこれから鈍化する可能性は十分ある
◆昨日のドル円相場の特徴◆
21日(水)のドル円は乱高下が激しい相場となりました。
東京時間よりドル円はFOMCに向かい上昇基調となります。
・日銀の臨時国債の買いオペ
・FOMCでの大幅連続利上げ予想
などが大きな要因と考えます。欧州時間ではプーチン大統領による🇷🇺🇺🇦戦争再熱を促す発言により、一時ドル円は凹みますが、強いショートカバーに支えられ再び上昇。
迎えたFOMCでは、
・FF金利が市場予想通り75bpの上昇
・🔥ドットチャートが大幅上方修正
(2022年末の中央値を3.4%から4.4%へ上方修正。2023年末の中央値も3.8%から4.6%へ上方修正。これは次回11月のFOMCは75bp利上げ、12月のFOMCはで50bpの利上げが示唆された状況を指します。)
上記により🇺🇸の長期金利は大幅に上昇します。
(🇺🇸2年債利回りは15年ぶり高水準4.11%まで急上昇)
(🇺🇸10年債利回りも3.62%と高水準を記録)
為替市場は米ドル全面高の流れが呼び込まれドル円はFED 後に144.71円まで上昇しました。
しかし、パウエル議長のタカ派ともハト派とも言い難い慎重な発言
「労働市場はより良い状態になってきてる。2021年以降、経済は減速してるが、労働市場はかなり良い。しかし労働市場がこれから鈍化する可能性は十分ある。今のところ労働市場の冷え込みの兆しはちょっとだけだ。」
この発言に、
・🇺🇸金利低下に伴うドル売り圧力の上昇
(🇺🇸2年債並びに10年債利回りはFOMC前の水準まで戻り、ドル円も143円中間まで戻す動きとなりました。)
・ドル円ロング勢の利食い売り
(明日(本日)の日銀金融政策決定会合を控えたポジション調整)
これによりドル円はアメリカ時間午後に143.40円まで急落しました。
その後は強いショートカバー(日銀金融政策決定会合に向けたポジション取り)により144円まで値を戻しています。
◆今日のチェック項目◆
◆本日のドル円相場の予想◆
しばらくはディスコードにて本日の予想を共有させていただきます。本日もドル円のアップサイドリスクに注意していきましょう。
詳しくはディスコードにて!!
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