[2022.11.21]先週(11/14 - 11/18)の振り返りと今週(11/21 - 11/25)の見通し
❷ 週央はFRBブレイナード副議長のハト派発言。PPIの予想を上回る結果に137.70円まで下落
❸ テクニカル的にもファンダメンタル的にも、ドル円の地合い弱く、ドル下落材料は増加中
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目次
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先週(11/14 - 11/18)の振り返り
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今週(11/21 - 11/25)の予想
今週のドル円は、週初から週末まで方向性が定まらない状況となりました。
週初からドル円は上昇。週間高値140.80円を記録するも、その後に下落。
・🇺🇸FRBブレイナード副議長のハト派発言
「利上げペース減速に移行するのに適切となる時期は近い」「急激な引き締めは経済に波及効果を生み出す」
・🇺🇸10月の生産者物価指数の市場予想を下回る結果
(結果:8.0% 予想:8.3% 前回:8.4%)
コア(結果:6.7% 予想:7.1% 前回:7.1%)
米金利低下に伴うドル売り圧力の上昇
これらが大きな要因となり、週中にかけて137.68円まで値を下げます。
しかし、週末にかけてドル円は再び上昇
・🇺🇸経済指標の良好結果
11月ニューヨーク連銀製造業景況指数(結果:4.5 予想:▲5.8 前回:▲9.1)
🇺🇸10月小売売上高(結果:+1.3% 予想:+1.0% 前回:±0.0%)
・FRB当局者の相次ぐ発言(タカ派強め)
FRBウォラー理事「12月に0.5%ptの利上げ。それ以降は0.25%ptの小幅な利上げとなる可能性を検討することが快適と感じている。」
カンザスシティ連銀ジョージ総裁「来年は利上げペース緩和が理に適う」
FRBバー副議長「米経済の顕著な軟化を目にすることになるだろう」「インフレはあまりに高過ぎる」
NY連銀ウィリアムズ総裁「米金融当局は利上げを進めるに当たり、あくまで経済目標に集中し、金融安定性リスクをも考慮に入れることは避けるべき。」
セントルイス連銀ブラード総裁:「インフレ抑制を目的にさらに金利を引き上げる必要がある」「十分抑制的な政策金利は5ー7%レンジになる可能性がある」
・対英ポンドでのドル買い圧力の上昇
🇬🇧ハント財務相が中期財政計画の中で2023年のGDP予測を+1.8%から▲1.4%へ大幅に下方修正。これによりポンドが急落。ドル買い圧力が上昇する)
上記の要因により、ドル円は週末にかけて再び140円半ばまで持ち直しました。
◆今週(11/21 - 11/25)のドル円相場の予想◆
先週のドル円は、大きなレンジ相場を形成する動きとなりました。ボラティリティの激しい相場ではありますが、ロングスパンで見たら私は下落傾向にあると考えています。
【テクニカル的観点】
・ローソク足が主要ポイントを通過した件
21日移動平均線の下われ、90日移動平均線の下われ、一目均衡表の雲上限からの離脱)
・一目均衡表の三役逆転が成立間近
(本日(月曜)の終値が140.30円を下回れば一目均衡表の三役逆転が成立する)
【ファンダメンタル的観点】
・経済指標ベースで米利上げペースの鈍化期待
(FRBはタカ派スタンスを再び強めています)
・米長期金利が低下傾向
・🇺🇸中間選挙にて上院が民主党勝利によりねじれ議会が発生
バイデン政権が作り上げたドル高政策が緩和されるとの見方が高まる
・🇺🇸政府の円買い介入容認観測
(米財務省は先週、半期に一度の為替報告書の中で日本の為替操作国認定を見送り)
・新日銀総裁のタカ派転換の思惑
黒田総裁の任期が残り4カ月半に迫る中、新たな日銀総裁は金融緩和脱却の方向性を示すのではないか?との観測浮上
以上の事から、私はドル円の下落がメインシナリオと考えています。
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