「ファンダメンタル分析は避けては通れない」という話。
本記事はリレー形式で行われる「ベストバイストック」の参加企画となります。
私はソラマメさんからバトンを受け取りました。
プロローグ
事の発端は、企画者のななしさんに今年のベストバイストックをブログで紹介して欲しいとお誘いを頂いた経緯からです。
皆さんもご存知の様に、今年は3月早々に🇷🇺🇺🇦戦争が本格的にスタート。世界的なインフレ懸念が各国で問題視され、株式相場はコロナショック後のご祝儀相場を終えました。
記事を書くに辺り、多くのリスクアセットを現金に換えてしまった私にとって、「これがオススメだ!」という銘柄が見当たりませんでした。
「引き受けたもの、どうすれば良いか.....。」と悩みましたが、別観点で学びのオススメをさせて頂けたらと考えました!
本記事は題名にある通り、「ファンダメンタル分析は避けては通れない」というテーマで話を進めたいと思います。
難しい話にならない様に噛み砕いて話を進めていきますので、どうぞよろしくお願いします!
それでは行きましょう!
なぜファンダメンタル分析が重要なのか?
さて、ファンダメンタル分析とは何ぞや?との事ですが、これはマーケット分析方法の一つです。
マーケット分析方法には、大きく分けると2種類あります。
・テクニカル分析(過去のチャートから将来の値動きを予測する分析)
・ファンダメンタル分析(現在の世界の経済状況を見ながら将来を予測する分析)
ところが、このファンダメンタル分析は投資家たちに敬遠されがちな分析方法です。
Q:なぜか?
A:すぐに金にならないからです。
マーケットに参加している市場参加者は、短期トレードにおける売買のサヤで稼ぐ人が多く、これが主流になっているからです。
「中長期でリスクアセット(株)を保有する。」聞こえは良いかもしれませんが、こと稼ぐ事にフォーカスすると時間の無駄、利益率が悪い事が上げられます。
短期で利益を稼ぐのであれば、直近の値動きを分析するテクニカル分析の方が都合が良いんです。
これは悪い事ではありません。
投資の世界においては、どんなやり方であろうとも利益を出す事、勝つ事が全てです。
しかし、大きな利益を狙うためにはファンダメンタル分析が何よりも必要です。ファンダメンタルを要因としたマーケットの動向は、テクニカル分析では対応しきれません。(と私は思います)
せっかくTwitterという情報圏に居るならば、ファンダメンタル分析を己の武器にするに越した事はありません。
私もまだまだ勉強の身ですが、ちょっとだけ学んだ事を共有させて頂きます。
SBI FXより抜粋
ファンダメンタル分析で重要なポイントは2つ
少しずつ詳しく話していきましょう。
ファンダメンタル分析とは、経済指標や各国要人の発言、国の政策や国を取り巻く他国との問題。これらから今後起きるであろうシナリオを構築し、投資に活かす分析です。
ファンダメンタル分析において重要なポイントは、たった2つです。
❶ 経済指標を使い、数字で現在の世界の状況をしっかり確認する事。
❷ 金融マーケットを取り巻く現在と未来のメインテーマを探る事。
ひとえに経済指標と言っても、先進国だけで1日約30種類の経済指標が発表されます。全て見る必要はありません!要点だけ抑えれば良いんです!
その要点とは何か?
抑えるべき要点のキーとなるのは、「政策金利」「雇用統計」「GDP」「物価指数(インフレ指数)」この4つです。
景気の良し悪しは、「GDP」と「雇用統計」を見る事で確認できます。インフレ・デフレの判断は「物価指数(インフレ指数)」を見る事で確認できます。
これらの経済結果を元に各国の中央銀行は政策金利を操作して、最終的に経済を安定させようとコントロールしてきます。
(政策金利の操作がどうして経済の安定につながるのかを知りたい方はこちらの動画が参考になります。)
政策金利をチェックする際は、先行きの方向性を重要視しなければなりません。
中央銀行が政策金利を上げたなら今後はどうする予定なのか。また他国の中央銀行はどんな方針をとろうとしているのか?
この事が頭の中でイメージできる様になる事が非常に大切です。特にアメリカの動向は一番に注目しなければなりません。世界のマーケットを誘導できる唯一の国ですからね。
政策金利動向の話は先進国に限った事です。後進国の政策金利上昇は物価高騰を抑えるための政策なので話が変わってきます。ご注意を!!
抑えるべき要点は、この4つワードに着目した経済の流れを頭の中でイメージする事です。
ちょっと難しいなと思われた方に極論を言ってしまえば、金利動向さえしっかり追求していれば、大きな経済の流れを把握する事ができ、爆益を狙うタイミングを図る事ができます。
通貨間取引で例えると、
アメリカが政策金利を引き上げるとアメリカにお金が集まります。ドルを持つだけで金利が付くからです。そうなると「ドルが欲しい」という人が増えます。
通貨間取引においては、金利の上がっている国の通貨を買って、金利が下がってる国の通貨を売るのが王道です。
今年のドル円がその事実をしっかり表していますね。
金利と株価の関係
金利の上昇は株式市場にとってはネガティブな材料です。なぜなら中央銀行が政策金利を引き上げるはマーケットを引き締めるのが目的だからです。
金利を引き下げると、マーケットにお金が流れやすくなります(企業がお金を借りやすくなるんです。特にベンチャー企業などは借入金を事業や設備に投じる事で業績を上げるからです。その結果、ハイパーグロース株が上昇します。)
マーケットに流れ込んだお金は、株式市場の隅々に流れ込み、各株価を上昇させます。
そう。株式市場に投じる良いタイミングは中央銀行が政策金利を下げ出した頃なんです。
その為、政策金利が引き上がってる時は、
通貨需要:上昇
株式需要:下落
債券需要:下落
この方程式が成り立ちます。金利の動きを見ておくだけで、株式市場をはじめとした全ての市場の流れを把握する事ができます。
この流れを頭の中にしっかりイメージする事が大切です。
為替相場を中心に見ていて得する事
私は、為替動向を中心にファンダメンタル分析を成合としている人間です。
通貨動向を見ているからこそ見える面白いポイントがあります。
それが、前述に上げた2つ目の、
❷ 金融マーケットを取り巻く現在と未来のメインテーマを探る事。
です。
上記の話ですと、景気が良い➡︎金利も上昇局面➡︎金利上昇国の通貨が買われる
という理論になりますが、通貨が買われない事があります。
逆に景気が良い➡︎金利も上昇局面➡︎通貨が売られる という事があるんです。
景気が良い➡︎金利も上昇局面➡︎金利上昇国の通貨が買われる この理論は正しいです。ではなぜ上記の様な事が起きるのでしょうか?
それは、マーケットが注目している材料が通貨では無いという事です。どういう事か、例を出して見てみましょう。
例えば本年度4月。皆さんは覚えているでしょうか?小売大手ウォルマートが25%マイナス売上を計上した決算が発表されました。この時、ドルは大きく売られました。
しかし上記理論に当てはめると、
コロナ対策による金融政策によりアメリカは景気が良い➡︎インフレ対抗によりFRBは金利を上昇させていく局面➡︎後にドルは買われますが、この時のドルは大きく売られました。
この様に、マーケットはその時々によってテーマが変わります。タカの目を持つ事がとても重要です。広い目でマーケット全体を浅く見る事でテーマの種を見つけ出し絞る事。このことも重要です!
最後に
ファンダメンタル分析は一朝一夕で身につく物ではありません。長い経験と失敗の繰り返しの先にある物だと思います。
しかし諦めずに続ける事で、大金を得るためのチャンスを見つけ出す事ができる勉強法だと私は考えます。
ここまで読んで頂いた皆様に感謝します。一緒に財を膨らませ人生を豊かなものにしていきましょう!
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