12/6(月)の為替市場のまとめ
全面円安|オミクロン株懸念和らぐ
おはようございます。12/6(月)の為替相場を振り返っていきましょう!
東京外国為替市場の動向


6日午後の東京外国為替市場は円・スイスフランなどの安全通貨が売られ、比較的穏やかな円安ムードでスタートしました。金曜日のNY市場暴落もあり、各所警戒していたのだと感じます。
アメリカ市場を見てみると、時間外に米10年債利回りが1.39%手前まで上昇幅を拡大させていました。
この米長期金利の上昇が支えとなり、ドル/円は小高く上昇。15時時点では113.04円と12時時点(112.99円)と比べて5銭程度のドル高水準でした。しかし朝方の高値113.08円を上抜けるだけの勢いはこの時はありませんでした。
ロンドン外国為替市場の動向


ロンドン外国為替市場も東京と同じく比較的穏やかにに続きます。10月の英消費者物価指数(CPI)は前年比+4.2%だった事もあり、ブロードベント・イングランド銀行(英中銀、BOE)の副総裁が、「インフレ率は今後数カ月で更に上昇する可能性が高い」と発言、来年4月には5%を優に超える可能性を発言しました。
しかし為替相場に大きな反応はなし。ロンドンはインフレ上昇を織り込んでいる様子ですね。
ロンドン外国為替市場も比較的大きな動きはなし。やはりメインは先週金曜日の暴落を引き起こしたNY市場の動向次第と言ったところでしょうか。
ニューヨーク外国為替市場の動向


やはり本日のメインはNY時間に動きましたね!全面円安です。円とスイスフランが3大市場の中で最も売られました。
ニューヨーク外国為替市場のドル円は勢いを見せました。終値は113.48円と前営業日NY終値(112.80円)と比べて68銭程度のドル高水準となりました。
オミクロン変異株の震源地である南アフリカ共和国の主要医療施設によると、感染者数は急増したものの、症状は比較的軽症であり入院者数の急増は見られないとの報告により、新変異株への警戒感が和らいだ事で、米国株相場も堅調に推移する結果が安全通貨(円、スイスフラン)の売却につながり、ドル円を円安に押し上げたと思われます。
米長期金利の指標である米10年債利回りが1.43%台まで上昇したことも相場の支援材料となりました。
産油国通貨はしっかり買われてましたね。WTI原油先物価格が5%超上昇した事が資源国通貨の買い注文を促進させたのだと思考します。
1日のふりかえり
今後の為替動向を決めるNY市場で安全通貨が売られた事で本日は良いスタートをきれるかなと感じます。
しかし、主軸通貨のドルの売買は目立った動きがなく。ボックス相場の渦中です。やはりインフレ懸念が解決しないと、ドル円は大きく円安には動かないでしょうね。
今後の動向に注意しながら本日もトレードを楽しみましょう!
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