本日、新手法導入後初のADP雇用統計発表日。ドル円方向性を決定つける事ができない様子(2022/8/30)
目次
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昨日のドル円相場の早見表
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の予想
◆昨日のドル円相場の早見表◆
① 🇺🇸長期金利の反転と🇺🇸経済指標の好結果によりドル円は米国時間にかけて139.07円まで上昇。
② ユーロドル、大きなパリティ価格を避ける様に1.0ドルの挟みを継続。
③ドル円、下方向に複数のサポート控える状況。現在は買いシグナル点灯中。
④ 本日ADP雇用統計要注目、新手法導入の結果はいかに!?
◆昨日のチェック項目◆
・🇺🇸 8月コンファレンスボード消費者信頼感指数
(結果:103.2 予想:97.6 前回:95.3)
・🇺🇸7月JOLT雇用動態調査
(求人件数:1123万9000件 市場予想:1045万件)
→労働需要減速の兆候は見られず、FRBが積極的な金融引き締め路線を維持する可能性あり
・🇺🇸リッチモンド連銀バーキン総裁講演
「インフレ2%抑制にむけて必要な措置講じる。」「9月利上げ幅は予断持たない。」
・🇺🇸ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁講演
「9月利上げ幅はデータの全体像次第。」
◆昨日のドル円相場の特徴◆
30日(火)のドル円は下落と反発を見せる動きとなりました。

✔︎ 雇用統計を控えた上値の重さに嫌気した投機短期筋による見切り売り
(7/14に記録した高値139.40円のトライ失敗→ロング手仕舞い)
✔︎ 米金利低下に伴うドル売り圧力の上昇
(🇺🇸10年債利回りが3.12%から3.05%まで低下)
✔︎ 対オフショアで4日連続人民元高
人民元でのドル売り圧力が上昇中→中国人民銀行が人民元に対するドル基準値を上昇させている)
上記3点の大きな要因により、ドル円はジリジリ下落。欧州時間の朝方にかけて138.05円まで下落しました。
しかし心理的節目である138円で投機勢のショートカバーにより反発し138円前半を推移。FRB当局者の発言と🇺🇸経済指標の結果に注目が集まります。
米国時間後にドル円は急上昇。
✅ リッチモンド連銀バーキン総裁のタカ派発言
「インフレが予測通りに低下するとは思わない」
✅ 🇺🇸8月コンファレンスボード消費者信頼感指数の予想を上回る好結果
(結果:103.2 予想:97.6 前回:95.3)
✅ 🇺🇸7月JOLT雇用動態調査が市場予想を大幅に上回る好結果
(結果:1123.9万件 予想:1045.0万件 前回:1069.8万件)
✅ 上記3点の影響を受けて🇺🇸長期金利の反転上昇
(10年債利回りは3.05%まで下落したが、その後に上昇。約2ヵ月ぶり高水準となる3.14%まで上昇)
これらの結果により米国勢が参入してきた頃(日本時間23時過ぎ)にドル円は、この日の高値139.07円を記録しました。
◆今日のチェック項目◆
・🇺🇸MBA住宅ローン申請指数
・🇺🇸8月ADP雇用統計
・🇺🇸8月シカゴ購買部協会景気指数
・クリーブランド連銀メスター総裁講演