[2023.2.8]パウエル議長、ワシントン経済クラブでディスインフレ発言!ドル円急落により1日遅れて窓を閉める。
❷ その後「ピーク金利が上昇する可能性がある」とのタカ派発言も見られた事で131円台前半まで回復。
目次
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の予想
◆昨日のチェック項目◆
・12月貿易収支
結果:-674億ドル 予想:-685億ドル 前回:-615億ドル(前回改定値-610億ドル)
米国から海外へ輸出した財・サービスの金額と、海外から輸入した財・サービスの金額の差額。
◆昨日のドル円相場の特徴◆
7日(火)のドル円は高値圏から急降下を見せました。

日本時間朝方、ドル円は先週末の日経報道(日銀人事)を受けて高値更新の流れを引いて上昇。132.90円を記録しました。
しかし、心理的節目133円を超える力はなく、その後は急ピッチなドル高・円安に対する反動売りにより欧州時間から米国時間朝方にかけて徐々に徐々に値を下げていきました。
・鈴木財務相による日経報道否定発言
「雨宮現副総裁に対する次期総裁任命に関して打診していない」
・ワシントン経済クラブでのパウエル議長の発言警戒
これらが下落材料になったと思考します。
米国時間、注目されたワシントン経済クラブにてパウエル議長はハト派タカ派両面での発言を見せました。
「商品部門でディスインフレのプロセスが見られる。住宅サービス部門でもディスインフレが始まっている。」
「今後の利上げはデータ次第。強い労働市場のデータや強いインフレ率のデータが続けば、ピーク金利を上昇する可能性はある」
この発言により米長期金利が急低下。米10年債利回りは3.60%へ急低下しました。

これによりドル円は一時130.49円まで急落しました。その後、米長期金利の低下幅が縮小した事でドル円も再び上昇。しかし前日ほどの上昇の力はなく131円前半を推移する形となりました。
◆今日のチェック項目◆
・🇺🇸MBA住宅ローン申請指数
・🇺🇸12月卸売売上高
・🇺🇸10年債入札
・FRB当局者発言の場面あり
(バー副議長、クック理事、ウォラー理事、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁、アトランタ連銀ボスティック総裁、ミネアポリス連銀カシュカリ総裁)
◆本日のドル円相場の予想◆
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