[週報]先週の振り返りと今週の戦略

① 先週のドル円、週明け133.93円まで下落するも、週末にかけて136.51円まで上昇。
② FRB当局者のタカ派発言、良好な経済指標、日銀人事における国会での所信聴取が大きな要因。
③ 米金融引き締めは再加速。本邦金融緩和政策においても早期見直しの観測。
YS@Investor and Trader 2023.02.27
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目次

  • 先週(2/20 - 2/24)の振り返り

  • 今週(2/27 - 3/3)の予想

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先週(2/20 - 2/24)の振り返り

今週のドル円は週初からドル円は下落するも、その後は大きく上昇しました。

週初、ミュンヘン安全保障会議にて🇺🇸ブリンケン国務長官と🇨🇳外交担当のトップである王毅氏が会談。両国の緊張緩和を目的とされたが好ましい結果に繋がらず米中対立が激化。

これに嫌気した対主要通貨でのドル売り圧力が上昇。米国市場がプレジデントデーにより休日だった事も相まり、ドル円は週明け早々133.93円まで下落しました。

しかしその後、予想を大きく上回る経済指標の発表等によりドル円は大きく反発上昇。

・米2月製造業・非製造業PMIが市場予想を上回る

・FOMC議事要旨にタカ派内容が掲載(数人が0.50%の利上げを支持)

・米新規失業保険申請件数が良好

・米10ー12月GDPの伸び率加速

・日銀所信聴取における日銀のハト派スタンス維持

・🇺🇸1月PCEデフレータおよび、🇺🇸1月PCEコアデフレータの市場予想を上回る

・米金利上昇に伴うドル買い圧力の上昇

これらが要因となり、ドル円は週間安値から約2.5円の上昇。136.51円を記録しました。

引けにかけて下値も堅く以前として強いトレンドを維持しています。

***

今週(2/27 - 3/3)の予想

ドル円チャートは日足において主要テクニカルポイントを軒並み上抜けしました。

(一目均衡表の転換線と基準線、21日移動平均線、90日移動平均線など)4時間足に至っては、一目均衡表における三役好転が成立!

テクニカル的に見て、ドル円の地合いは極めて強くなっていると考えられます。日足でも三役好転成立は時間の問題と思われます。

日足ベースでも一目均衡表三役好転が成立すると見られることから、ドル円相場の上昇トレンドにもう一段と弾みがつくシナリオが想定されます。

直近のファンダメンタル的要因を見ても、

・FRBの金融引き締めが再加速する観測

→発表された米景気関連指標・インフレ指標が軒並み市場予想を上回る

→次回3月から6月にかけてFOMCで連続25bp利上げが100%織り込まれる

→政策金利のターミナルレートが一段と上昇

⬇️

→米長期金利上昇によりドル独歩高へ

・日銀による金融緩和政策の早期見直し

→植田次期総裁は所信聴取にてハト派スタンスを示唆

→対主要通貨で円売り圧力上昇

→日米名目金利差拡大に伴い円キャリートレードが再開

今週は、参議院での所信聴取が控えていますが、ドル円の今の流れを止めるようなサプライズはないでしょうね。米国では多くのFRB当局者の発言が控えています。

・ジェファーソンFRB理事

・ウォラーFRB理事

・ボウマンFRB理事

・ダラス連銀ローガン総裁

・アトランタ連銀ボスティック総裁

経済指標においてもISM製造業指数を筆頭に注目が集まります。

・米2月ISM製造業景況指数

・米2月ISM非製造業景況指数

・米2月リッチモンド連銀製造業景況指数

・米2月コンファレンスボード消費者信頼感指数

etc

以上の事から、引き続きドル円ます。

以上を踏まえ、当方では引き続き、ドル高・円安トレンドの継続をメインシナリオとして予想いたします。

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