[2022.12.5]先週(11/28 - 12/3)の振り返りと今週(12/5 - 12/9)の見通し

❶ FRB当局者のタカ派発言、パウエル議長のハト派発言等にドル円のボラティリティは依然として激しい状況。
❷ 週末発表された雇用統計は市場予想上回った為、ドル円は136円近辺まで上昇するも、その日に134円台まで戻す。
❸ ドル円、テクニカル的に地合いは弱い状況。ファンダメンタル的にも米利上げペースの鈍化をマーケットが織り込む状況。
YS@Investor and Trader 2022.12.05
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目次

  • 先週(11/28 - 12/4)の振り返り

  • 今週(12/5 - 12/9)の予想

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先週(11/28 - 12/4)の振り返り

今週のドル円は週中にかけて直近高値を更新するも、週末にかけて大きく下落しました。

週初から週中にかけてドル円は上昇。

・中国のコロナ規制緩和

・ブラックフライデーの好結果を受ける株式市場

・FRB当局者たちのタカ派発言

セントルイス連銀ブラード総裁:「市場はFOMCが積極的になる可能性を過小評価している。」「2024年に入っても利上げを継続する可能性は十分ある。」「FF金利は少なくとも4.9%まで引き上げる必要性がある。」
ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁:「中銀はインフレ抑制の為に一段の行動を取る必要がある。」「追加利上げは経済のバランス回復に役立つ」
リッチモンド連銀バーキン総裁:「インフレが下がらず高止まりするなら、利上げを続ける必要性がある」

・米7ー9月の3Q GDPが市場予想を上回る結果

(結果:+2.9%予想:+2.7% ※前期比年率)

・米長期金利の急上昇

(米10年債利回りは3.79%へ急上昇)

これらの材料により、ドル円は週中に週間高値139.90円まで上昇しました。

しかしパウエル議長のハト派発言が注目されたことを皮切りに下落。

パウエル議長:「利上げペースを緩やかにすることは理にかなっており、その時期は早ければ12月FOMCで訪れるかも知れない。」「インフレの早期鎮静化のためだけに大幅利上げを実施して、経済を破綻させることはしない。」

同日、発表されたベージュブックでは「物価上昇ペースは全体的にみて減速した」との見解が発表される。

これにより米長期金利が大きく下落。米10年債利回りは3.79%から3.50%へ急低下しました。

米経済指標も軒並み市場予想を下回る結果を示しました。

・米11月ADP雇用統計(結果:+12.7万人 予想:+20.0万人)

・米10月PCEコアデフレータ(結果:0.2% 予想:0.4% 前回:0.5%、※前月比)

・米11月ISM製造業景況指数(結果:49.0 予想:49.7 前回:50.2)

またパウエル議長がハト派スタンスを示した事でFRB当局者たちもハト派発言が注目されました。

FRBボウマン理事:「利上げペースの減速は適切である。」
ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁:「インフレ緩和の兆しが見られる。」

日銀当局者たちのタカ派発言も円キャリートレードに大きな影響を与えたと考えます。

田村審議委員「しかるべきタイミングで金融政策の枠組みや物価目標のあり方を含めて点検・検証を行うことが適当だ」

野口審議委員:「現状の金融緩和を粘り強く継続する必要がある」

これらが材料となり、ドル円は週中から週末にかけて133.65円まで急落しました。

しかし週末最終日、雇用統計結果がサプライズとなり、ドル円は約2円の上昇を見せるもその後継続することはなく、134.40円前後で週を終えました。

***

今週(12/5 - 12/9)の予想

ドル円チャートは主要ポイントを軒並み下抜けしている状況です。

・一目均衡表における雲下限を下に突破

・21日移動平均線、90日移動平均線、200日移動平均線のすべてにおいて下抜け

現在、一目均衡表における三役逆転が綺麗に成立している状況です。テクニカル的に見て地合いの悪化が確認できます。

ファンダメンタル的に見ても、パウエル議長のハト派発言をきっかけに米利上げペースの鈍化が一段とマーケットで織り込まれる状況にあります。

米長期金利の急低下によりドル売りが加速。日銀当局者による金融緩和修正を匂わすタカ派発言も目立ちます。(日銀政策委員による相次ぐタカ派発言は、ポスト黒田体制下での金融緩和脱却を狙ってるのではないかと言う予想)

また米国では、米議会の「ねじれ化」に伴い、共和党が公約にも掲げているドル高政策の修正。

これらの動きが、今年の為替市場のトレンドでもあった日米名目金利差を縮小に運ぶとマーケットは判断し、円キャリートレードを中心にドル売りも強まります。

以上を踏まえ、当方のドル円売り・円買いトレンドが継続すると予想します。

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