[2022.12.23]日銀ショックからの持ち直し継続。米株式市場はNASDAQ銘柄を中心に強い売り。通貨(ドル)需要上昇。
❷ 米株式市場はナスダック銘柄を中心に強い売り。リスクアセット売却し通貨(ドル)に換える需要高まる。
❸ 日米の名目金利差の縮小観測が徐々に高まりを見せる。現在はスタートラインを突破したばかり。
目次
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の予想
◆昨日のチェック項目◆
・🇺🇸7ー9月期GDP確報値
実質GDP(結果:3.2% 前回:2.9% 予想:2.9%)
個人消費(結果:2.3% 前回:1.7% 予想:1.7%)
GDPデフレータ(結果:4.4% 前回:4.3% 予想:4.3%)
PCEコアデフレータ(結果:4.7% 前回:4.6% 予想:4.6%)
米商務省経済分析局が四半期ごとに「速報値」「改定値」「確報値」の3回に分けて発表する国内総生産の数値。(確報値は、国内で新たに生産された財やサービスの付加価値を合計した名目GDPから、物価変動の影響を除いたもの。)GDPは、個人消費・設備投資・住宅投資・在庫投資・政府支出・純輸出(輸出から輸入を引いたもの)で構成される。国内全体の生産活動を把握することができる。
・🇺🇸新規失業保険申請件数
前週比:(結果:21.1万件 前回:23.0万件(前回改定値:23.1万件)予想:23.1万件)
継続受給者数:(結果:167.2万件 前回:167.1万件(前回改定値:167.8万件)予想:168.3万件)
米労働省雇用統計局が毎週集計して発表している指標。失業者が失業保険給付を始めて申請した件数を集計したもの。(景気先行指数です。)
・🇺🇸11月景気先行指数
(結果:-1.0% 前回:-0.8% 予想:-0.4%)
米国の経済団体や労働組合などで構成される民間非営利調査機関(コンファレンスボード)が算出している指数。 製造業の週平均労働時間、週平均失業保険申請件数、消費財新規受注、入荷遅延率、非国防資本財受注、新規住宅着工件数、S&P500(株価)、実質マネーサプライ(M2)、長短金利スプレッド、などの10項目を算出して指数化する。景気先行を表す数値、景気動向を確認する数値、景気動向に遅れて動く数値の大きく分けて3つのグループを総合的に算出構成している指数。しかし内訳を確認すると、実質マネーサプライのウェイトが最も高く、続いて週平均労働時間が高い。この2つだけで50%以上を占めている。(つまり景気動向を確認する事に最も適している。)
◆昨日のドル円相場の特徴◆
22日(木)のドル円に変わった動きは見られませんでした。
日銀ショックからのショートカバー余韻が継続中ですが、日本時間はそれほど目立った動きはありませんでした。海外のクリスマス休暇を意識し皆が相場の様子見と言ったところでしょうか。
欧州時間もそれほど大きな動きはありません。
最もマーケットが動いたのは米国時間からです。この日、7ー9月期のGDP確報値が報告されました。結果は各項目とも市場予想を上回るものとなります。
(雇用と平均時給がアメリカは強いですよね。なかなか落ちません。)
続いて発表された米新規失業保険申請件数も良好ですね。これにより米長期金利が反発上昇です。
またこの日は🇺🇸株式市場が大きく売られました。
ナスダック銘柄(特に半導体関連)の売りが目立ちます。受注数減少による在庫余り、人員削減、ボーナスカットが騒がれる事からハイテク企業は特に人員が割かれている様です。
これによりドル円はリスクアセットから通貨(ドル)需要に舵を切った事によりドル円は米国時間朝方にかけて132.71円まで上昇したのではないかと思考します。
◆今日のチェック項目◆
・🇯🇵11月消費者物価指数
・🇺🇸11月耐久財受注
・🇺🇸11月個人所得
・🇺🇸11月個人支出
・🇺🇸11月PCEデフレーター
・🇺🇸12月ミシガン大学消費者信頼感指数
・🇺🇸11月新築住宅販売件数
◆本日のドル円相場の予想◆
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