[2022.11.15]一枚岩のFRB。分裂必至か!?
❷ FRBウォラー理事のタカ派発言にドル円は上昇傾向に。米中間選挙は民主が勝利した事もドル買い材料となる。
❸ その後、ブレイナード副議長のハト派発言にドル円140円を割る。
❹ 利上げペースの鈍化でドル円の上値突破は限定的。
目次
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の予想
◆昨日のチェック項目◆
・FRBウォラー理事のタカ派発言
「CPIは一つのデータポイントに過ぎない。利上げ停止まで道のり長い。」
・FRBブレイナード理事のタカ派発言
「近いうち利上げペースを鈍化させることがに適切になると思う」「一方利上げを停止する予定はまだない」「コアインフレを非常に懸念している」
◆昨日のドル円相場の特徴◆
週明け14日(月)のドル円は大幅上昇となりました。

先週末の金曜日に発生したCPIショックによるドル独歩安(ドル➡︎株価)の流れ継続により、ドル円はなど明けから下落傾向。安値138.48円を記録しました。
しかし短期的なドル円の大幅下落における反発が欧州時間より発生。ショートカバーを支えにドル円は上昇。
米国時間に入る頃、ドル円の下値支えが強まりながらドル円が上昇します。その要因としては、下記3点と思考します。
・FRBウォラー理事のタカ派発言
「利上げを停止するまでにはまだ道のりは長い」
・米中間選挙における民主党の上院過半数確定
(レッドウェーブ阻止によりドル売り観測が後退)
・キャリートレードの再開
機関投資家・ヘッジファンド等の有力な資金調達・運用手法とされる取引で、金利の低い通貨で資金調達して、金利の高い通貨で運用して利ザヤを稼ぐ手法
よってドル円は米国時間にこの日の高値140.79円を記録しました。
しかしFRBブレイナード副議長のハト派発言により、
「コアインフレ率に焦点を当てている」「利上げペースの減速に移行するのに適切な時期は近い」「急激な引き締めは経済に波及効果を生み出す」
139.64円まで値を落とすも、米主要株価指数の堅調推移に支えられドル売り圧力が上昇。再び140円台に戻す形でこの日を終えました。
◆今日のチェック項目◆
・🇺🇸10月生産者物価指数
・ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁の発言
・フィラデルフィア連銀ハーカー総裁の発言
・FRBクック理事の発言
・FRBバー副議長の発言
◆本日のドル円相場の予想◆
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