パウエル議長、下院金融委員会でタカ派とハト派の発言。ドル円迷走中。2023.6.22
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◆昨日のドル円相場の特徴◆
21日(水)のドル円は堅調な値動きを見せました。

日本時間から米国時間にかけてドル円は上昇します。
上昇材料は、以下4点が大きな要因と考えます。
・日経平均株価の堅調推移(リスク選好の円売り)
・米長期金利の上昇(ドル買い)
・日銀当局者のハト派発言
安達審議委員:「一番恐れているのは拙速な政策変更で再びデフレに陥ること」「円安修正のために金融政策使うと物価目標への道を阻害してしまう」
植田総裁:「経済・物価・金融情勢に応じて機動的に対応しつつ、粘り強く金融緩和を継続していく」
・パウエル議長による議会証言(Part1)
「インフレ圧力は依然として高く、インフレ率を2%に戻すにはまだ長い道のりがある「ほぼ全員の参加者が、年内にはさらなる利上げが適切と想定している」
これによりドル円は米国時間朝方に142.47円を記録します。
しかし、パウエル議長の議会証言の中でハト派と思われる発言がありました。
「利上げの初期段階ではスピードが重要だったが現在はそれほど重要ではない」「より緩やかなペースでの金利引き上げが合理的かもしれない」
この発言に相場が反応。米金利は低下し、ドル円も142円を切り、141.80円前後まで根を落としました。

執筆中の現在も141.80円前後を推移中です。
◆本日のドル円相場◆
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