[2023.3.23]FOMCを経てドル円2円の急落!
② FOMCは0.25%の利上げを決定。声明文からは”継続的利上げ”の文言が消える。
③ ドットチャートは23年末の中央値5.1%を変えない状況。
④ イエレン財務長官は昨日の発言を一部撤回。「預金保険の適用範囲、大幅な拡大は検討していない」
目次
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の予想
◆昨日のチェック項目◆
・FOMC声明&パウエル議長記者会見(要点抜粋)
FF金利は予想通り4.75-5% 全会一致の25bp利上げとなる。FRBはインフレ率2%への低下を重視する方針。利上げを休止していくことを視野に入れ始める。バランスシート縮小はこれまでと同様のペースで行う。
・ドットチャート
2023年は利下げしない方針
◆昨日のドル円相場の特徴◆
22日(水)のドル円は上昇後に大きく下落しました。
米銀行業界会合でのイエレン財務長官の発言「中小金融機関で預金の大量流出が発生した場合は連邦政府が再び介入する可能性がある」を好感しドル円はFOMC前にも関わらず大きく上昇。
市場心理は改善され株高が強く意識されました。米金利も大きく上昇。これによりドル円は米国時間早朝に133.01円を記録しました。
しかしFOMCを前に状況はドル円下落の為の材料が集まり始めます。
この日開かれた上院歳出委員会小委員会の公聴会にてイエレン財務長官は昨日の発言に対し「預金保険の適用範囲について大幅な拡大は検討していない」とメスを入れました。
この発言により金利の上昇が止まり、徐々に下落が始まりました。
日本時間早朝3時、注目されたFOMCですが、結果は予想通り25bpの利上げ。声明文からは”継続的な利上げ”と言う言葉が消えました。
パウエル議長の記者会見でも「利上げ停止も検討した」との発言が見られました。
これによりドル円は米国時間午後131.01円まで大きく下落しました。
◆今日のチェック項目◆
・🇺🇸10ー12月期経常収支
・🇺🇸2月シカゴ連銀全米活動指数
・🇺🇸新規失業保険申請件数
・🇺🇸2月新築住宅販売件数
・🇺🇸カンザスシティ連銀製造業活動指数
◆本日のドル円相場の予想◆
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