デイリー総裁、利上げに対して強気姿勢へ転換。ドル円急上昇(2022/8/18)
目次
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昨日のドル円相場の早見表
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の予想
◆昨日のドル円相場の早見表◆
✅ ドル円、米長期金利低下に上値が重い状態。米国時間朝方には134.65円の安値を記録。
✅ フィラデルフィア連銀製造業指数をはじめ、発表された🇺🇸経済指標が良好結果。
✅ FRB当局者のタカ派発言も相まった事で、ドル円135.91円まで急伸
◆昨日のチェック項目◆
なし
◆昨日のドル円相場の特徴◆
18日(木)のドル円は全体的に堅調な動きを見せました。
日本時間から米国時間朝方にかけてドル円は上値が重い展開を示します。
✅ 金利低下に伴うドル売り圧力
✅ 135円割れに伴う投機筋の見切り売り、ロスカット
上記2点が要因となり、ドル円は米国時間朝方にかけて、134.65円まで下落しました。
しかし、売一巡後に状況が変わります。
欧州にて、
✅ ECBシュナーベル専務理事がタカ派発言
「ユーロ圏のインフレ見通しが改善していないことから来月のECB理事会での大幅利上げを支持する」
(スタグフレーション懸念が拡大する中、ECBの大幅利上げは🇪🇺経済の逆風なるとの見解が強い→欧州株が下落しユーロ下落)
これによりユーロ経由でのドル需要が高まり始めます。
米国では、
✅ アメリカ経済指標が良好な結果
8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数
(結果:+6.2 予想:▲5.0 前回:▲12.3)
新規失業保険申請件数
(結果:25.0万件 予想:26.5万件 前回:25.2万件)
7月景気先行指数
(結果:▲0.4% 予想:▲0.5% 前回:▲0.7%)
✅ FRB当局者によるタカ派発言
サンフランシスコ連銀デイリー総裁:「9月FOMCは50bpか75bpの利上げが妥当」「インフレへの勝利宣言をするには時期尚早」
セントルイス連銀ブラード総裁:「9月会合での75bp利上げを支持したい」
カンザスシティ連銀ジョージ総裁:「7月のインフレ鈍化は朗報としつつも、基調的な問題の解決を示す証拠ではない」
ミネアポリス連銀カシュカリ総裁「至急インフレを低下させる必要がある」
上記2チェックを背景に米長期金利が反転上昇。ドル円は直近高値を突破し、米国時間午後にかけて、135.91円まで急伸しました。
◆今日のチェック項目◆
✅ リッチモンド連銀バーキン総裁の発言