[2023.4.11]各国が休場であるのを逆手に取るドル円上昇劇。植田総裁のYCC継続発言が起爆剤。

① 日銀植田総裁のYCC継続発言で米金利が急上昇。多くの欧州市場が休場により流動性が欠けた事でクロス円、ドルストレートの独壇場。
② 雇用統計の結果が下値支えとなるとの意見が多々見受けられるが、個人的には時期尚早ではないかと思考。
YS@Investor and Trader 2023.04.11
誰でも

目次

  • 昨日のチェック項目

  • 昨日のドル円相場の特徴

  • 今日のチェック項目

  • 本日のドル円相場の見通し

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◆昨日のチェック項目◆

特になし

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◆昨日のドル円相場の特徴◆

10日(月)のドル円は急上昇となりました。

日本時間の朝方、ドル円はゴトー日要因における実需のドル買いアジア株式市場の堅調な推移によるリスク選好の円売りを材料に上昇しました。しかし午後には週明け開始値付近まで下落。日銀新総裁の記者会見を控えたポジション調整が目立ちました。

迎えた記者会見ですが、

氷見野副総裁:「金融緩和の継続が経済の好循環につながることを目指す」

内田副総裁:「金融緩和を継続させることが今後も課題」

植田日銀総裁:「現行のイールドカーブコントロールを継続することが適当である」「日本では金利を大幅に上げる状況ではない」

とのハト派発言が連発しました。これに伴い米金利は大きく上昇。ドル買い圧力が高まります。短期筋は欧州市場のほとんどが休場だった事を狙い大規模なショートカバーを誘発させます。これによりドル円は止まる事なく上昇を続けます。

結果、米国時間朝方に133.87円の高値を記録しました。

引けにかけて反落する下値は依然として堅く、133.50円前後を推移しています。

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◆今日のチェック項目◆

・🇺🇸シカゴ連銀グールズビー総裁講演

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◆本日のドル円相場の見通し◆

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