[2023.4.25]植田総裁のハト派発言にドル円再び高値圏に突入するも欧州債券利回り上昇で反落。
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目次
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の見通し
◆昨日のチェック項目◆
特になし
◆昨日のドル円相場の特徴◆
週明け24日(月)のドル円は上昇と反落を見せました。

日本時間からドル円は高値圏に向けて上昇します。
❶ 本邦輸入企業による実需のドル買い(インフレ率上昇の為)
❷ 衆院・決算行政監視委員会第1分科会での植田総裁のハト派発言
特に❷の材料は欧州勢にも好感され、日本時間の円売り圧力が引き継がれました。
しかし米国時間に入るとユーロ需要が高まります。

要因は欧州諸外国の中銀総裁ならびにECB当局者たちの利上げに対するタカ派発言が主な要因と考えます。
・ ベルギー中銀ウンシュ総裁:「賃金の伸びが鈍化しなければ利上げを継続する」「ある時点で中銀預金金利を4%にしなければならないとしても驚きはない」
・ ECBパネッタ専務理事:「地政学的リスクがインフレ率を押し上げている」
・ECBシュナーベル専務理事:「来週のECB理事会で50bpの利上げの可能性を排除しない」
この発言を受け欧州債券利回りが急上昇。

ユーロ買い圧力が高まる一方で、ドル売り圧力が上昇。これによりドル円は高値圏から下落を始め、134円前後まで落ちる結果となりました。
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