インフレと円安の関係
✅ 良いインフレと悪いインフレ
✅ 転換点は……
✅ YSの個人的見解
読者の皆さん、おはようございます!
モノやサービス、全体の値段が継続的に上がっていくことをインフレーション、略してインフレといいますよね!
今から2年前にコロナウイルスの感染が経済危機を引き起こしました。アメリカは第二のリーマンショックを起こすまいと、天文学的数値の資金を民間市場にばら撒き、「頼むからお金を使ってくれ!」と言わんばかりの大盤振る舞いを行ってきました。
その結果、現在世界的なインフレ状態。ロシア・ウクライナの戦争によりエネルギー価格が上昇したことで、更にインフレ率は上昇しました。
インフレになると、これまでと同じ生活を続けていくために、これまでよりもたくさんのお金が必要になります。
インフレになると、外貨との交換の比率である為替レートは円安に動きやすくなります。海外
今回は、インフレと円安の関係について見ていきたい思います!
どうしてインフレは円安を招くのか?
インフレが進むと、為替は円安に動きやすくなります。
その理由は、インフレになってモノの値段が上がると相対的にお金の価値が下がるからです!
例えば、これまで1,000円で買えたものが、1,200円に値上がりしたとします。同じものを買うためにたくさんのお金を払うので、円の価値は下がっているといえます。円の価値が下がると、円と外貨を交換するときの比率である為替レートにおいても円の価値が下がるため、円安の原因になります。
逆に、円安がインフレを招くこともあります!!
円安になると、海外では日本の製品が安くなり買いやすくなります。海外を相手に商売をしている自動車メーカーなどは日本に対し大きな利益をもたらします。
輸出が増えて企業の業績が上がると景気が良くなります。景気がよくなると、給料が上がり、モノがよく売れてインフレが起きやすくなる訳ですね!
良いインフレと悪いインフレ
インフレには、良いインフレと悪いインフレがあります!
良いインフレとは、先ほど紹介した事例になります。景気が良くて物価が上がるインフレです。景気が良いと、モノがよく売れますから、需要が供給を上回り、モノの値段が上がりインフレになります。
景気が良い時は、給与も上がりやすいため、モノの値段が上がっても、それほど気にならないかもしれません。
一方、悪いインフレはどのようなものを指すでしょうか?
代表例は原材料の値上がりです!モノを作るための費用が高くなり、その結果モノの値段が上がるインフレです。
日本は食品をはじめたくさんのモノを輸入しています。円安により輸入材料の値段が上がれば、その分、企業のコストは増え、利益は減ります。
給与は増えていないのに、企業が利益を上げるために商品の値段を上げると、生活は圧迫されてしまいます。それを避けるために日本の企業は材料費の質を落としたり、分量を減らしたりと企業努力を行っています。
ですので、スーパーに行った時、野菜等は値段が上がっていても、加工品の値段はそれほど上がっていないのが分かります。
今起きている世界のインフレは良いインフレでしょうか?悪いインフレでしょうか?これを判断するのは難しいですよね。世界経済を引くアメリカを見てみましょう!