【週報】先週(9/26 - 9/30)の振り返りと今週(10/3 - 10/7)の戦略
❷ 🇯🇵日銀による為替介入の警戒と🇬🇧中銀の緊急措置にドル円の上値は重い。
❸ 145円を心理的節目とし、日銀の為替介入の警戒感が強まる状況。
❹ ドル円は短期的な下落相場へ。
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目次
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先週(9/26 - 9/30)の振り返り
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今週(10/3 - 10/7)の予想
◆先週(9/26 - 9/30)の振り返り◆

先週のドル円は、週初に🇬🇧の資産トリプル安、🇺🇸長期金利の急上昇、FRB当局者の利上げに対する強気発言、🇺🇸経済指標の好結果により週初から週中にかけて144.92円まで上昇しました。(以下詳細)
・新首相トラス氏の暴策発表により🇬🇧資産(株式、債券、通貨)がトリプル安。
政策実行の為、🇬🇧中銀は国債を増発。これにより通貨価値が下落。国内のインフレ悪化懸念が上昇しポンドが急落。リスク回避の為、ドル・円・フランの買い圧力が上昇した。
・🇺🇸長期金利が急上昇
🇺🇸10年債利回りは3.7%から3.9%台まで急上昇。ドルインデックスは2002年5月以来の高値圏に突入。

・FRB当局者の強気な利上げ姿勢とタカ派発言
クリーブランド連銀メスター総裁:「追加利上げが必要になるだろう」
シカゴ連銀エバンズ総裁:年末時点のFF金利コンセンサスは4.25-4.50%」
ミネアポリス連銀カシュカリ総裁:「FRBは非常に積極的に動いており、政策は遅れを取っている」
・🇺🇸経済指標の力強い結果
🇺🇸9月コンファレンスボード消費者信頼感指数(結果:108.0 予想:104.5 前回:103.2)
🇺🇸8月新築住宅販売件数(結果:68.5万件 予想:50.0万件 前回:51.5万件)
🇺🇸新規失業保険申請件数(結果:19.3万件 予想:21.5万件 前回:20.9万件)
etc
しかし心理的節目である145円の壁を越える事は出来ませんでした。
(145円到達後に日銀が再び為替介入を決断するのではないかという警戒感がチャート上からも見受けられます。145円に到達しようとすると、短期筋がポジション調整を入れる場面が多々見られました。)

また週初から話題になってるイギリス問題進展がありました。
・🇬🇧中銀はサプライズ的な緊急安定化措置を発表
投げ売りされる🇬🇧超長期債を🇬🇧中銀が買い入れ。更にQT開始期限を延期する事を発表しました。
・上記を背景に🇺🇸長期金利は急低下
🇺🇸10年債利回りは4.0%から3.6%後半まで急低下しました。
これによりポンドの需要が戻ります。
一方、日本政府は円安上昇を許さない姿勢を見せます。円安上昇の防衛ライン(145円)として、上昇するドル円に対し、財務省の鈴木財務相は円安牽制発言を強めます。
「為替、必要があれば必要な措置を今後とる」「為替、急激で一方的なものは望ましくない」
ドル円は144円後半でレンジ相場を形成し、方向性が定まらない様子を続け週を終えました。
◆今週のドル円相場の予想◆
リアルタイムに近づけるため、しばらくはディスコードにて共有させていただきます。本日もドル円のアップサイドリスクに注意していきましょう。
詳しくはディスコードにて!!
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