[2023.1.20]ブレイナード理事がタカ派発言。NY連銀ウィリアムズ連銀も中国のロックダウン撤廃による再インフレを予想。

❶ 米長期金利の上昇&米経済指標の好調結果によりドル円は128.79円まで上昇
❷ 現在の地合いは1/16に記録した127.22円のサポートラインを下抜ける可能性高
❸ 本日、ごとー日の公表相場決定により一時的なドル買い要素あり
YS@Investor and Trader 2023.01.20
誰でも

目次

  • 昨日のチェック項目

  • 昨日のドル円相場の特徴

  • 今日のチェック項目

  • 本日のドル円相場の予想

***

◆昨日のチェック項目◆

・🇺🇸1月フィラデルフィア連銀景況指数

(結果:-8.9 前回:-13.8 予想:-11.0)

ペンシルベニア州の一部、ニュージャージー州、デラウェア州を管轄区域であるフィラデルフィア連銀が、管轄区域の製造業の景況感や経済活動状況を指数化したものです。分岐点はゼロ、プラスが好況、マイナスが不況となる。

・🇺🇸12月住宅着工件数

前月比(結果:-1.4% 前回:-0.5% 予想:-4.8%)

年率換算件数(結果:138.2万件 前回:142.7万件 予想:135.8万件)

米商務省センサス局が米国内で一月に建設された新築住宅戸数を調査して発表する指標。住宅建設は季節ごとのばらつきが大きいため、調整をかけたうえで年率換算して発表される。住宅の購入に伴って、家具・家電などの耐久消費財の購入が行われることが多く、個人消費への波及効果が大きいことから注目されている。

・🇺🇸12月建設許可件数

(結果:133.0万件 前回:134.2万件 予想:136.5万件)

住宅建設許可件数は、建設にあたって地方自治体への許可申請が必要な地域における許可発行件数を調査したもの。実際の着工に先駆けて許可申請が実施されるため、住宅着工件数の先行指標となる。

・🇺🇸新規失業保険申請件数

新規(結果:19.0万件 前回:20.5万件 予想:21.4万件)

継続(結果:164.7万人 前回:163.4万人 予想:166.0万人)

・ボストン連銀コリンズ総裁講演

「我々は制限的領域に入っている。」「FRBはおそらく5%をやや上回る水準に政策金利を引きおあげ、その後一定期間、銅水準を継続する必要がある。」

・ブレイナードFRB副議長講演

「インフレは低下兆候ではあるが、まだ高いので金利は一定期間高止まりする必要がある。」(ブレイナード理事までタカ派!)

***

◆昨日のドル円相場の特徴◆

19日のドル円は下落に持ち直す場面が見られました。

3月の日銀会合により日銀は金融緩和の縮小に向かうという海外勢のスタンスを背景に、米金利は低下傾向。ドル売り円買い圧力が強い状況です。

前日に発表された🇺🇸12月の小売売上高、PPIの市場予想を下回る結果は🇺🇸10年債利回りをさらなる低水準3.32%まで急低下しました。

これにより日本時間の午後、ドル円は127.76円まで下落しました。

しかし売り一巡後、

・米長期金利の反転上昇

・米1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数の予想を上回る結果

・依然として強い雇用状況

(米新規失業保険申請件数が良好)

これにより短期筋のショートカバーが活きました。また米国時間にはハト派の重鎮ブレイナード理事のタカ派発言も見られた事からドル円は128.79円まで上昇しました。

その後は市場心理の悪化により128円半ばまで落ちたものの、ゴトー日の要因も相まりドル円は再び上昇し始めました。

***

◆今日のチェック項目◆

・フィラデルフィア連銀ハーカー総裁講演

・ウォラーFRB理事講演

・🇺🇸12月中古住宅販売件数

***

◆本日のドル円相場の予想◆

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