方向性が見出せないドル円。水曜日が分岐点か?(2022/9/19)
❷ バイデン大統領の発言により米中対立リスクが再燃。
❸ 🇬🇧🇨🇦市場の休場に伴い、ドル保有のポジション調整が強く入る。
❹ 9/22に集中する各国の中銀政策イベントまで142円〜143円のレンジ相場内で様子見ムードか?
目次
-
昨日のチェック項目
-
昨日のドル円相場の特徴
-
今日のチェック項目
-
本日のドル円相場の予想
◆昨日のチェック項目◆
なし
◆昨日のドル円相場の特徴◆
週明け月曜日のドル円相は方向性が見出せない展開となりました。
日本時間の朝方(米国時間の午後)、バイデン大統領が「中国が侵攻した場合に米軍は台湾を防衛する」と中国に向けて発言。これにより米中対立リスクが再燃した事によりリスク回避の円買い圧力が上昇。ドル円はこの日の安値142.65円を記録しました。
しかし売りが一巡すると、144円後半に向けて上昇を始めます。
・水曜日のFOMCを控えたロングポジションの再保有
・本邦当局者による為替介入観測の後退
週末に円安牽制に関する報道が出なかった事で投資家の安堵感が拡大。ドル円ロングに対する巻き戻しが前向きに動く
・🇺🇸金利上昇に伴うドル買い圧力の上昇
(🇺🇸10年債利回りが約11年5ヵ月ぶり高水準となる3.51%へ急上昇。最高値突破!🔥)
これらが支援材料となり、ドル円は欧州時間午前にかけて143.65円を記録しました。
しかし欧州市場に入るとドル円は下落傾向となります。
・先週末、ECBのレーン専務理事が「ECBは来年も利上げを継続する可能性がある」とユーロ需要の高まりを仄めかす発言した事
・🇩🇪ナーゲル総裁も同様の内容を発言「インフレを抑制するためにECBは利上げを続ける」
・🇬🇧市場の休場(エリザベス女王の国葬)
・🇺🇸金利低下に伴うドル売り圧力の上昇(🇺🇸10年債利回りが3.51%から3.49%へ低下)
これらの事から、ドルポジションはユーロポジションにシフトしつつ動きが目立ち、ドル円は143.15円前後まで下落する流れとなりました。
◆今日のチェック項目◆
・🇺🇸8月住宅着工件数
・🇺🇸8月建設許可件数
・🇺🇸レッドブック週間小売売上高
・🇺🇸財務省20年債入札
◆本日のドル円相場の予想◆
しばらくはディスコードにて本日の予想を共有させていただきます。本日もドル円のアップサイドリスクに注意していきましょう。
詳しくはディスコードにて!!
(ディスコードは有料読者専用のサービスになります)
・過去の記事も読み放題
・毎週届き、いつでも配信停止可
・読みやすいレターデザイン
すでに登録済みの方は こちら