[2023.1.13]12月米CPI鈍化。ドル円7ヶ月ぶりの安値圏突入。
❷ FRB当局者たちはタカ派発言を相次ぐも反応薄。
❸ドル円は約7か月ぶり安値圏い突入。テクニカル的には強い売りシグナルが点灯。地合いもかなり弱い状況
目次
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の予想
◆今日のチェック項目◆
・🇺🇸12月消費者物価指数
[前月比]
(結果:-0.1% 前回:0.1% 予想:0.0%)
[前年同月比]
(結果:6.5% 前回:7.1% 予想:6.5%)
[コア・前月比]
(結果:0.3% 前回:0.2% 予想:0.3%)
[コア・前年同月比]
(結果:5.7% 前回:6.0% 予想:5.7%)
米労働省労働統計局が、都市部の消費者が購入する商品やサービスの価格の変化を調査して指数化したもの。変動が激しい食品とエネルギー価格を除いたコア指数も同時に発表される。インフレ指標の代表格とされているが、米国のインフレターゲットの対象は個人消費支出(PCE)デフレータです!(ここ大事!)しかし発表時期が対象月の翌月15日前後と、対象月の翌月末もしくは翌々月初めとなるPCEデフレータに比べて2週間程度早いため、景気の先行指標として注目される。(つまりPCEデフレーターは織り込み済みの数字として見られる)
・🇺🇸失業保険(新規・継続受給)申請件数
新規(結果:163.4万人 前回:169.4万人 予想:170.5万人)
継続(結果:20.5万人 前回:20.4万人 予想:21.5万人)
米労働省雇用統計局が毎週集計して発表している指標。失業者が失業保険給付を始めて申請した件数を集計したもの。(景気先行指数です。)
◆昨日のドル円相場の特徴◆
12日(木)のドル円は大幅下落となりました。
米国時間午後(アジア時間朝方)ドル円は132.55円まで値を伸ばすも、
・読売新聞のサプライズ報道
「日銀が1/17ー1/18の金融政策決定会合で大規模金融緩和の副作用を点検する」
・米12月消費者物価指数(コア含む)の伸び率鈍化
・米長期金利の急低下
これらが重石となり、ドル円は7ヶ月ぶりの安値128.88円まで値を下げました。
引けにかけて反発はあるものの、戻りは弱く現在も129円前後を推移しています。
FRB当局者もかなり強気のタカ派発言を行っているんですが、反発やショートカバーを活かせれていない状況です。
フィラデルフィア連銀ハーカー総裁:「5%超への利上げ実施と同水準での維持を支持する」
セントルイス連銀ブラード総裁:「できるだけ早い5%超への利上げ実施が必要」「市場の楽観は行き過ぎ」
リッチモンド連銀バーキン総裁:「インフレは高すぎるためFEDにはまだやるべきことがある」
◆今日のチェック項目◆
・米12月輸出入物価指数
・米1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値
◆本日のドル円相場の予想◆
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