[週報]先週までの振り返りと今週の戦略

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YS@Investor and Trader 2023.04.24
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目次

  • 先週までの振り返り

  • 今週の予想

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先週までの振り返り

◯テクニカル観点とファンダメンタル観点を交えた考察

先週ドル円は、週初から週中にかけてデイトレレベルで比較的ロングが取りやすい相場だった印象です。

4時間足から日足レベルにおいて上昇トライアングルが上方向にブレイクアウトした事で、売り手との勝負に一旦決着がついた為と考察します。

上昇トライアングルが上方向にブレイクアウトする為のファンダメンタル的材料は以下5点を考えます。

❶ 先々週の金曜日に生まれたドル買いの流れが週初も継続した件。

(この流れが生まれた要因)

➡︎🇺🇸ミシガン大学が1年先期待インフレ率を大幅上方修正

➡︎FRBウォラー理事による強気の発言「金融政策はかなりの期間、引き締め状態が維持される必要がある」

❷ 週初から本法株式市場が堅調に推移した件。

(為替市場ではリスク選好の円売り圧力が上昇しやすい様子)

❸ 🇺🇸経済指標(製造業)がポジティブな指標を発表した件

➡︎ニューヨーク連銀製造業景況指数が好調(結果:+10.8 予想:▲18.0)

❹ FRB当局者たちの利上げに対する強気発言

セントルイス連銀ブラード総裁:「制限的な政策金利は5.50%から5.75%の範囲を見込む」「インフレ率の明確な進展が見られないことは、金利が上昇し続ける必要があることを意味する」

アトランタ連銀ボスティック総裁:「基本的な見方は次の利上げ後に金利を据え置くこと」「利上げが終了すれば、FRBはかなりの期間、金利水準を維持すると予想」

❺ 英国のインフレ率が治まる兆しが無い件

(🇬🇧は3月消費者物価指数が市場予想を上回った事を発表。(結果+10.1%、予想+9.8%)現在も食品の上昇が続いており高インフレのピークアウトが見通しづらくなっている様子➡︎これによりポンド円急伸しこれにドル円連れ高となる)

これによりドル円は週初から週中にかけて、高値135.13円を記録します。

しかし週後半では、135.1円からの急落により、4時間足にてトレンド転換が示されました。

トレンド転換材料としては、以下4点を考えます。

❶ 急ピッチなドル円上昇に対する反動売り(利食い)

❷ NY州以外の製造業の状況が悪化してた件

➡︎🇺🇸4月フィラデルフィア連銀景況指数が市場予想を大幅に下回った事(結果:▲31.3 予想:▲19.2)

❸ 🇺🇸の雇用状況が悪化し続けてる件

米新規失業保険申請件数(結果:24.5万件 予想:24.0万件)が冴えない結果。米国は3月以降失業者を出し続けており増加傾向。

❹ 本邦3月の消費者物価指数の伸び率が上昇した事で日銀の金融緩和修正観測が海外勢を中心に再熱してる件

(生鮮食料品とエネルギーを除くCPIの伸び率(コアコアCPI)が上昇。1981年12月以来となる数値です。)

これによりドル円は週中から週末にかけて下落。安値133.55円を記録しました。

しかし週末にかけて🇺🇸4月の総合PMI速報値が良好な結果を示します。(結果:53.5 予想:51.2)米長期金利も反発した事でドル円は134円台まで値を戻します。

テクニカル的には、1時間足が上昇トレンド転換する局面まで戻す動きが示され、週後半は難しい相場となりました。

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今週の予想

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