ドル円、驚異の伸びにより心理的節目を次々突破。(2022/9/6)
目次
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昨日のドル円相場の早見表
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の予想
◆昨日のドル円相場の早見表◆
❶ドル円、心理的節目である141円、142円、143円の壁を次々に突破。米国時間午後に143.07円を記録する。
❷ 米10年債利回りは一気に3.35%までの急上昇。世界的なドル需要さらに高まる。
❸ テクニカル的にもファンダメンタル的にもドル円極めて強い状況
◆昨日のチェック項目◆
・3連休明けの米国市場の動向
時間外の先物市場は上昇傾向にあったが、引けの株価は軟調推移。為替市場はドル需要が拡大。
・🇺🇸8月総合PMI確報値
(結果:44.6 予想:45.0 前回:45.0)
・🇺🇸8月ISM非製造業総合指数
(結果:56.9 予想:55.1 前回:56.7)
◆昨日のドル円相場の特徴◆
6日(火)のドル円は大幅上昇しました。
東京時間午前のドル円は、
✔︎ 株式市場の堅調な推移(リスク選好の円売り圧力上昇)
✔︎ 日本と他国の金融政策の格差拡大(円独歩安の状態)
上記2点の要因から下値が堅く上昇傾向にありました。
大きく動き始めたのは日本時間の午後。この日、🇦🇺RBAが従前の予想通り0.5%の利上げを実施。その後、強気の声明を発表しました。
これにより豪ドル買い 円売り圧力が一時的に上昇。ドル円もこの流れに引っ張られました。
上昇は止まらず直近の高値である140.80円を突破。これにより仕掛け的なドル買い・円売りが入り、ドル円上昇は加速します。
欧州時間は、ECB理事会の控え(今週9/8に予定されているECB理事会は大幅利上げ観測)から、ユーロ需要が上がり、ドル円はレンジ相場を形成しますが一時的なものでした。
✔︎ 🇩🇪7月の製造業受注が冴えない結果
(結果▲13.6%、予想▲13.4%、前回▲9.0%、※前年比)
✔︎ 🇩🇪10年債利回り低下に伴うユーロ売り圧力の上昇
✔︎ 🇷🇺ガスプロム社のノルドストリーム1の停止継続
欧州経済の先行き不安懸念が止むことはなく、ユーロ経由、円経由のドル買い圧力が強まります。
米国時間では、
✔︎ 8月のISM非製造業景況指数が好結果
(結果:56.9、予想:55.1 前回:56.7)
✔︎ 米金利上昇に伴うドル買い圧力の上昇
(米10年債利回りは3.35%まで急上昇)
以上のことからドル円は東京時間から米国時間にかけて、心理的節目の141円、142円、143円を突破し、本日最高値143.07円を記録しました。
◆今日のチェック項目◆
・🇺🇸7月貿易収支やベージュブック
・クリーブランド連銀メスター総裁講演
・FRBブレイナード副議長講演
・FRBバー副議長講演
◆本日のドル円相場の予想◆
現在、ドル円はレジスタンスラインが無い青天井状態です。
リアルタイムに近づけるため、しばらくはディスコードにて共有させていただきます。本日もドル円のアップサイドリスクに注意していきましょう!
詳しくはディスコードにて!!
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