[週報]先週までの振り返りと今週の戦略

YSのドル円観測日記はドル円の岐路を分析してます。
➡︎週報ではテクニカル分析とファンダメンタル分析の両面からアプローチ!
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YS@Investor and Trader 2023.05.15
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◆エッセンシャルレビュー

先週のドル円は1時間足レベルでトレンド転換が頻繁に起こる非常に難しい相場でした。CPIの予想を下回利り、ミシガン消費者信頼感指数の予想上回りなど、経済指標も期待値がバラバラ。テクニカル的にも下記の通り時間軸がバラバラでした。

月足 ↑ 週足 ↓ 日足 ↑ 4時間足 ↑ 1時間足以下 ↑

▼先々週の考察の振り返り

テクニカル視点

予想 ➡︎ 150円を目指し月足上昇トレンドが勝つ可能性が優勢

結果 ➡︎ (的中!)週足以外の足全て上昇目線。

ファンダメンタル視点

予想 ➡︎ 上昇トレンドは継続。下落があるとするなら、上昇トレンドの過程で見られる一時的な調整。

結果 ➡︎ (的中!)米4月のCPI予想の下回りと米地銀を巡る金融システム不安の再燃により、ドル円は133.74円まで下落するも、その後は大きく上昇。上昇トレンドは継続した。

▼先週のトピックス

今週のドル円相場は、週初から週中にかけて穏やかな上昇を見せました。要因としては下記の❶〜❸が主な要因と考察します。

❶ 先々週より発生した力強いドル買いの流れが継続している件

➡︎5日に発表された米4月雇用統計が予想を上回る力強い結果だった。

❷ 本邦輸入企業がゴールデンウィーク明けの実需のドル買い実施

❸ FRB当局者のタカ派スタンスが継続中の件

➡︎ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁が現在のインフレについてタカ派発言

「インフレは依然として高すぎる」「適切なら追加引き上げを実施する」「年内利下げの理由は見当たらない」

これによりドル円は、週中に135.40円前後の高値圏に突入しました。しかし水曜日のメインイベント4月CPI発表前の調整により心理的節目135.50円を超える事はありませんでした。

迎えた米4月CPIは市場予想を下回る結果となりました。また同時に発表された米新規失業保険申請件数も増加。翌木曜日に発表された米4月生産者物価指数(PPI)も伸び率が鈍化していました。極め付けは、米債務上限問題に絡む不確実性の高まりです。

これにより米金利が低下した事でドル円も大きく下落。週間安値133.74円を記録しました。

しかし133円の4時間足から日足レベルのラインでしっかりショートカバーが働き反発。FRB当局者たちのタカ派発言(ミネアポリス連銀カシュカリ総裁:「インフレは低下したが依然として目標を上回っている」)も下値サポートの材料となります。

最後にドル円を勢い付けたのは、週末に発表された米5月ミシガン大消費者信頼感指数速報値でした。

指標によると、1年先の期待インフレ率は4.5%(市場予想4.4%)、5-10年先の期待インフレ率は3.2%(市場予想2.9%)の結果となりました。これは市場予想を大きく上回り、スタグフレーション懸念を呼び込んだ事で米金利が大きく上昇。ドル買い圧力も再熱した事でドル円は週間高値を更新。週末にかけて135.76円を記録し、引けにかけて135.70円前後を推移しながら週を終えました。

***

◆今週の予想

▼テクニカル的観点では、1時間足レベルの押し目買い!上昇シナリオは再回帰!ロング中心のデイトレスイング戦略を立てることができる見通しです‼︎

テクニカル的視点での今週のメインシナリオは、1時間足規模の押し目を待ってからのロングエントリーです。

➡︎特にレジサポラインである134.80円付近。ここまでドル円が落ちてくれれば、しっかりエントリーしていきたい次第です!

利確の最終ターゲットは、5月初旬につけた週足レベルの高値ラインの137.7円付近となります!!(下図)

▼ファンダメンタル的観点は、ドル買い・円売りトレンド継続がメインシナリオと予想しています!

現在、相場は米地銀の連鎖破綻懸念&米債務上限問題の2大不安要素を抱えています。しかしこれらはいずれも“リスク回避のドル買い”“リスク回避の円買い”の両方を需要として呼び込むのではないかと思考しています。ドル円チャートが週足以外、全て上値目線になる事もその前兆なのかなと......。

発表される経済指標もインフレに対する結果はマチマチで、現在の材料だけでは正直なんとも言い堅いです。

ただ、FRB当局者たちもタカ派スタンスを緩めてませんし、テクニカル的にも投機勢は短中期では上目線が強い事から、今週もメインシナリオはドル円の上昇継続となりました。

今週も多くのFRB当局者たちの発言や経済指標の発表が見受けられます!今週もどうぞよろしくお願いします!安全トレードを!

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