ドル円高値から2.5円急落。日本は為替介入できるのか?(2022/9/14)
目次
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昨日のドル円相場の早見表
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の予想
◆昨日のドル円相場の早見表◆
❶ ドル円、東京時間から米国時間午前にかけて大きく下落
❷ その後ショートカバーが入り143円台まで回復
❸ 🇺🇸8月のPPIは市場予想上回ったがドル円の影響は限定的
❹ ボラティリティの急拡大が目立つ相場感
◆昨日のチェック項目◆
・🇺🇸8月生産者物価指数
(結果:▲0.1% 予想:▲0.2% 前回:▲0.4% ※前月比)
コア(結果:0.4% 予想:0.2% 前回:0.3% ※前月比)
◆昨日のドル円相場の特徴◆
14日(水)のドル円は急反落を見せました。

先日のドル円急上昇の余韻により、東京時間早朝までドル円の上昇は続き、高値144.96円を記録しました。
しかし、9/7に記録した高値144.99円を超えられない事で、上値の重さに嫌気した短期筋が見切り売りを開始します。
日本株式市場は急反落。日経平均株価は一時800円を超える下げを記録記録しました。これによりリスク回避の円買い圧力が上昇。ドル円下落材料が集まり始めます。
更に、日本時間午後、本邦金融当局者たちの強い円安牽制発言が連発します。
神田財務官:「緊張感を持って監視し、あらゆるオプションを排除せずに適切な対応をしたい」「足もとの動きは急激であり、憂慮している」「投機によるものには必要な措置を取らざるを得ない」「為替の過度な変動、無秩序な動きは経済・金融に有害」
松野官房長官:「日銀と緊密に連携しつつ、高い緊張感をもって市場動向を注視する」
鈴木財務相:「やるときは間髪入れずに瞬時にやる」
そして極め付けが日銀がレートチェックを実施してるとの報道が入り、ドル円は一気に短期の下落トレンドを形成。
(日経新聞がレートチェックについて分かりやすく解説してくれてます!👇)
これらの流れがドル売り・円買いの為替介入と観測され、欧州勢もドル円ショート目線。米国時間午前にかけて、142.57円を記録しました。
🇺🇸8月の生産者物価指数も市場を上回る結果が発表されましたが、相場の影響は上記要因により限定的となりました。
◆今日のチェック項目◆
・🇺🇸9月ニューヨーク連銀製造業景況指数
・🇺🇸9月フィラデルフィア連銀景況指数
・🇺🇸8月小売売上高
・🇺🇸新規失業保険申請件数
◆本日のドル円相場の予想◆
現在、ドル円はレジスタンスラインが無い青天井状態です。
リアルタイムに近づけるため、しばらくはディスコードにて共有させていただきます。本日もドル円のアップサイドリスクに注意していきましょう。
詳しくはディスコードにて!!
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