ドル円、150円目前。日銀の覆面介入は火に油を注ぐだけ。(2022/10/19)

❶ドル円、米国時間の午後にかけて149.90円まで上昇
❷ 🇺🇸10年債利回りが約14年3ヵ月ぶりの高値4.12%まで急上昇
❸ 🇪🇺経済の先行き懸念に加え、🇷🇺🇺🇦問題が更に深刻化。有事のドル円需要が強まる。
❹ 日銀は為替介入をどう操作するのか?
YS@Investor and Trader 2022.10.20
誰でも

目次

  • 昨日のチェック項目

  • 昨日のドル円相場の特徴

  • 今日のチェック項目

  • 本日のドル円相場の予想

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◆昨日のチェック項目◆

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◆昨日のドル円相場の特徴◆

19日のドル円は堅調な値動きを見せました。

日本時間の午前中、政府並び日銀当局者が円安牽制の発言が相次ぎました。

岸田首相:「適度な変動に適切な対応を取らなくてはならない」
鈴木財務相:「財務官とは頻繁と連絡を取っている」
黒田総裁:「行き過ぎた円安に対し介入したことは大変適切」

これにより日銀の為替介入実施の警戒感が強まり、ドル円は緩やかなレンジ相場を形成しました。

しかし午後にかけて介入懸念は後退。ドル円は上昇を始めます。

・ドル円の地合いの力強さ

🇪🇺経済の先行き懸念上昇。🇷🇺🇺🇦問題が更に深刻化する事で、「有事のドル円買い」に拍車がかかる。

・🇺🇸長期金利の上昇

米10年債利回りは約14年3ヵ月ぶり高水準となる4.12%まで上昇

・FRB当局者のタカ派発言

ミネアポリス連銀カシュカリ総裁:「金融当局がインフレに過剰反応することに伴うリスクよりも、インフレ抑制に向けた行動が少な過ぎるリスクの方が大きい」「インフレに取り組まないことのコストは、私の考えでは受け入れがたいコストだ」

これにより米国時間午後にかけて、ドル円は約32年2ヵ月ぶりの高値149.90円をまで上昇しました。

***

◆今日のチェック項目◆

・🇺🇸10月フィラデルフィア連銀景況指数

・🇺🇸新規失業保険申請件数

・🇺🇸9月中古住宅販売件数

・🇺🇸9月景気先行指数

・ブラックアウト期間突入前のFRB当局者発言

(フィラデルフィア連銀ハーカー総裁、ジェファーソン理事、クック理事、ボウマン理事)

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◆本日のドル円相場の予想◆

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