[2023.1.6]ドル円、134円まで急暴騰。雇用統計発表前に2円の上昇!
❷ FRB当局者のハト派発言や米長期金利幅の縮小によりドル円下落。
❸ 本日の米雇用統計は特に注目。
目次
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の予想
◆昨日のチェック項目◆
・🇺🇸12月ADP雇用統計
(結果:23.5万人 前回:12.7万人 予想:15万人)
米国の給与計算代行サービス大手のオートマティック・データ・プロセッシング(ADP)社のデータを利用して、全米の非農業部門雇用者数の予測を行う統計数値。米国労働省が発表する雇用統計と差異が激しいのであまり参考にならない。
・🇺🇸11月貿易収支
(結果:−615億ドル 前回:−782億ドル 予想:−730億ドル)
貿易収支とは、財貨の輸出入の収支のことをいいます。輸出額が輸入額を上回る状況を貿易黒字、輸入額が輸出額を上回れば貿易赤字といいます。一般的に貿易黒字が増えると、その分相手の国から受け取る外貨が増え、それを自国通貨に交換するため、その国の通貨高となります。貿易黒字が増えるとGDPが押し上げられます。逆に貿易赤字が増えると押し下げられます。(現在は貿易赤字です)
・🇺🇸新規失業保険申請件数
(結果:20.4万件 前回:22.5万件 予想:22.5万件)
毎週、米労働省が発表する指標です。失業者が失業保険給付を初めて申請した件数を集計し、季節調整を加えて発表されます。景気の動向に敏感に反応するといわれており、景気先行指数として用いられます。
・アトランタ連銀ボスティック総裁発言
「物価圧力が緩和しつつある兆しを含め、最近の報告を歓迎するが、やるべき事はたくさんある。」
・セントルイス連銀ブラード総裁発言
「インフレ期待はFRBのインフレ目標である2%と整合する水準まで回復した。実体経済の正常化に伴い、23年は実質インフレ率がインフレ期待に追随し、より低い水準に向かう公算が大きい」
◆昨日のドル円相場の特徴◆
5日(木)のドル円相場は下急上昇を見せました。

この日のドル円は、日本時間からレンジ相場内での下落トレンドが継続していました。
・海外時間に反発上昇したドル円の調整
・米金利低下に伴うドル売り圧力の上昇
次のドル円動向の材料を探すような動きによりドル円は安値131.71円まで下落しました。
しかし米国時間前に発表される経済指標の良結果によりドル円は大きく上昇。
💮・12月ADP雇用統計(結果:23.5万人 予想:14.9万人)
💮・米新規失業保険申請件数(結果:20.4万件 予想:22.5万件)
💮・米11月貿易収支は赤字幅縮小(結果▲615億ドル赤字 予想▲630億ドル赤字)
・米長期金利は反転上昇。短期筋はショートカバーを活かすことが出来た事により、ドル円は米国時間の朝方、134.04円を記録しました。
その後、FRB当局者たちのハト派発言が相次いだ事により、ドル円は133.20円まで値を戻しました。
◆今日のチェック項目◆
・米雇用統計
・🇺🇸12月ISM非製造業景況指数
・🇺🇸11月製造業受注
・🇺🇸11月耐久財受注
・アトランタ連銀ボスティック総裁発言
・リッチモンド連銀バーキン総裁発言
◆本日のドル円相場の予想◆
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